不眠について(その3)

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睡眠を知って、睡眠を得る

不眠について(その3)

不眠の原因の一つに甲状腺疾患があります。甲状腺疾患の中でも亢進症は甲状腺ホルモンが多く出過ぎる為に起こる病気ですが症状の一つに筋肉のこわばりや手足の振えがあります。

汗も良く出て感情も高ぶり、いわばいつも「躁状態」で、長距離ランナーとしてランニングをしているような状態です。従って常に交感神経が働いている状態ですので睡眠も妨げられることが多々あります。

次に「環境変化が原因のタイプ」を見てみましょう。

「概日リズム睡眠障害」という旅行中に時差がある場所で眠れなくなったり、枕が変わって眠れなくなったりする不眠がそれに当たります。
または暑さや騒音、明るさなどの影響で眠れない場合が該当します。ある調査によると現在使っている枕に不満で眠れないと答えた人が全体の60パーセントも居ました。

通常使っている枕でそうなのですから旅先の枕は推して知るべしです。最近は枕も選べるホテルもあるようですが、堅さがなかなか合わず自分にぴったりの枕を選ぶのも一苦労です。

ある接骨院でも原因不明で腰や首の不調を訴えている人が枕を変えるとうそのように回復し、いびきまでもが改善したという話があります。
また自分に合わないベッドの硬さも不眠の原因になります。

室内環境も快適な睡眠に重要なファクターで暑すぎたり寒すぎると眠れないように温度や湿度のコントロールも重要になってきます。
また布団の中の温度は体温よりちょっと低い33~34度が快適温度です。

2012年1月22日 / タグ:[ , , ]