TOP > ベッドスタイルコラム > 睡眠を知って、睡眠を得る > 不眠について(その4)
次に「精神的ストレスが原因のタイプ」ですが、興奮しすぎて眠れなかったり精神が疲れすぎて眠れないなど、不眠症で最も多い原因は「精神的なストレス」によるものです。
精神的なストレスがかかると交感神経が働き、神経が緊張している状態が続いて眠れなくなってしまいます。
一般に世間で言う「ストレス」とはちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、私の実体験で言うとジムでマシーントレーニングをしてダンスのクラスで思い切り汗をかくと眠れない事が多いのです。疲労しているから眠れると思いがちですがそれは間違っているようです。
私の不眠の原因はトレーニングによる筋肉の疲労、大音響のBGMによるダンスと、まさに「興奮しすぎて眠れない」「疲れすぎて眠れない」に当たり、交感神経が働いて眠りを妨げていたのに他ならなかったのです。
この「交感神経」とは自律神経のひとつでもうひとつは交感神経と正反対の「副交感神経」です。
では「交感神経」はどんなときに働くのでしょうか?例えばジムでの筋肉が疲労したときや大音響を聞いたとき、スピーチの前にドキドキしているような時です。
緊張から食欲がなくなったりするのは交感神経が胃腸の働きを弱め、消化液を出にくくしているからなのです。それとは反対にスピーチが終わるとほっとして急にお腹が空いてきたりするのは交感神経の働きが弱まっているからです。