ベッド環境と睡眠の質

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ベッド環境と睡眠の質

寝室の環境は物理的にあるいは精神的に私たちに様々な影響を与えていますが、中でも眠りの質には直接的な影響を与えています。

いろいろな学者や機関が科学的に睡眠については研究をしていますが、例えばThe National Sleep Foundation(米)の調査によると、ベッド周辺が清潔に整えられているだけで、より長く、より質の良い睡眠を得られる確率が高くなるといいます。

心理学者シェルビー・ハリス博士(Shelby Harris PsyD, Montefiore Sleep-Wake Disorder Center, NY)も同様に、重度の睡眠障害でなければ、枕やシーツを取り替えることで不眠の症状が改善しうる、という内容のコメントを出しています。

確かに洗濯仕立てのシーツは気持ちがいいし、アイロンまでかけて仕上げた日は、その肌触りの気持ちよさに日中の疲れを忘れてしまいます。モヤモヤと考え事をしていても、気持ちの良い寝具に触れることで触感が刺激され、心の中の独り言が止まることがあります。

ベッドに乗った瞬間、思考から体感へとスウィッチが切り替わるということもありますよね。

逆に寝る前に、ベッドの上で請求書を整理したり税金の計算をしたりすることも、睡眠の質を下げるため避けた方が良い、とハリス博士は指摘しています。面白いですよね。

こと睡眠の前ということにおいては、ベッドを「くつろぎながら何でもできる便利な場所」にしてしまうのは考え直した方がよいかもしれません。睡眠前には少なからずストレスがかかるような思考や行動は避けてあげた方が、自分自身の睡眠にはとても優しいですね。

寝室やベッドは体を休めるためにあると認識し、より良い睡眠のために快適さを保つことが一番です。睡眠環境を整えるというのは、大々的に環境を整えるのも良いのですが、気軽に試せるものから始めることが大切なのかもしれません。

参考:”Want to Sleep Better? Make Your Bed” by Salynn Boyles, WebMD Health News (Jan 26,2011)

2012年3月25日 / タグ:[ , , ]