睡眠時間は確保できているのに、起きたときに首に違和感や痛みを感じる…という場合は枕が合っていないかもしれません。首こりを軽減するために必要な枕を選ぶ際にはいくつか押さえたいポイントがあります。首こりをすっきり解消したい人必見の枕の選び方をご紹介します。
目次
首こりを知ろう
頭痛や目の疲れの原因にもなっているという首こりは、スマートフォンやパソコンの使いすぎによるものともいわれていますが、睡眠とも密接な関わりがあるといわれています。首こりはどのような症状で、何が原因となって起こるものなのでしょうか。まずは首こりについて詳しくご紹介します。
原因の多くはストレートネック
首こりは首の緊張状態が続くことによりうっ血した状態のことをいいます。その原因の多くはストレートネック。
ストレートネックは首への負担が多くかかることでなるといわれています。首への負担が多くかかる姿勢としてはスマートフォンやパソコンなど画面を見ながら長時間作業をすることが挙げられます。ストレートネックは現代病のひとつとして広く知られています。
首回りの血行に注目
首こりを解消するためにカギとなるのが首回りの血行です。長時間同じ姿勢を取ることによって首回りの筋肉が緊張して血行が悪くなり、重く感じたりひどいと痛みを感じたりすることもあります。
首こりを緩和したり解消したりするためには、首回りの血行を良くすることが大切です。
睡眠時は首の負担を減らす枕を
首回りの血行が悪くなることで起きる首こりは、日中適宜ストレッチをしたり首回しをしたりしてある程度軽減することが可能です。
しかし、それだけでは不十分ですし、首を休めるのに絶好の機会が睡眠時間です。首こりが気になる場合は、睡眠時に首の負担を減らす枕を使うことをおすすめします。
首こり解消に効果的な枕とは?
首こりを解消するためには、首をゆっくり休めることができる枕を選ぶことが不可欠です。首を休めることができる枕とはどのようなものなのでしょうか?昔と比べると枕には様々な種類のものがあるため、どれが自分に合っているのか判断するのはなかなか難しいです。首こり解消に効果的な枕とはどのようなものなのかご紹介します。
頭部と首のくぼみにフィット
首こりが気になる人がぴったりの枕を選ぶ際には、頭部と首のくぼみに枕がフィットしていることが重要です。首のくぼみと枕の間に隙間ができると不自然な姿勢になり、無意識の内に力が入っている箇所ができてしまいます。寝てる間に緊張したままだと、血流が悪くなって首こりが悪化することもあります。
頭と首のくぼみに枕がフィットすることで頭部全体が包み込まれるような形になり、リラックスすることができます。
就寝時のどの姿勢にも合う形
寝る際に頭部と首のくぼみに枕がフィットしていても、寝返りをうつと合わなくなってしまうと首回りが緊張してしまう原因になります。首こりに悩んでいる人には、寝返りをうって横向きになったときの姿勢にもフィットする形の枕がおすすめです。ウレタン素材の枕でも、ある程度柔軟に変形する低反発寄りの硬さの方が首こりの人には合います。
好みの硬さを選ぶ
おすすめの形状やフィット感ははもちろんのこと、寝心地が良いかどうかも重要なポイントです。高さや形が合っていても硬さが好みでなければ寝つきが悪くなりますし、睡眠も浅くなってしまいがちです。自分に合う枕を選ぶ際は、可能であれば使用感を体験できると枕とのミスマッチを防ぐことができます。
また、使っているうちに高さや硬さが気になる可能性もありますので、購入後も調整可能な枕だとさらに安心です。
枕の選び方
首こり対策におすすめの枕についてご紹介してきましたが、実際に枕を選ぶ際には種類が多くどの枕が自分に合うのか選ぶのが難しく感じる人もいます。枕を選ぶ際にどのようなポイントに気を付けて選べばよいのかをご紹介します。
素材
枕を選ぶ際に大切になるのが、枕の素材です。まずは要となる枕本体の中に入っている素材を選びます。綿やそば殻、ウレタンフォーム、樹脂などがあります。寝ているときの姿勢に柔軟に対応できるものとしては低反発のウレタンフォームやマイクロビーズなどが一般的です。
その他にも直接肌に触れるカバー部分の素材も選ぶことができます。なめらかさを重視したピーチスキン加工など特殊な素材を使用したものもあります。
大きさや形状
枕の大きさや形状も自分に合ったものを選びましょう。最近は寝返りが多い人のための横幅が広い枕も販売されていますが、一般的には肩幅と同じぐらいのものを選ぶと良いとされています。大きめのベッドに眠る場合は一回り大きい50x70cmのものもおすすめです。
また、形は首元が安定するS字型のものや、標準的な長方形型のもの、上下や裏表で寝心地が変えられるものなどがあります。
高さ
首こりが気になる人にとって重要になるのが枕の高さです。枕の高さは体格や性別などによってフィットするものが異なります。一般的には男性や運動をよくする人、がっしりとした体型の方は高めの枕が合うといわれています。
また、女性やこども、細めの体型の人は低めの枕が良いとされています。その他にも寝ている際に多くとる姿勢が仰向けか横向きかでも枕の高さを選ぶと良いでしょう。
機能性
既にご紹介した3点を抑えればぴったりの枕を選ぶことが可能です。それに追加して消臭機能や通気性などより快適に眠れる機能がついたものを希望する場合は、機能性にも注目して選びましょう。機能性の部分は枕カバーで網羅できることもありますので、迷った際は相談してみることをおすすめします。
首こりとはさよなら!おすすめの枕5選
辛い首こりを解消するには、眠っている間にいかに首を休められるかが大切です。たくさんある枕の中から自分にぴったりの枕を選ぶ際は専門家のいるお店で様々な枕を試してみるのもひとつの手段です。首こりとさよならできるおすすめの枕を5つご紹介します。
優れた耐圧分散力が魅力の日本製枕
低反発チップウレタンを採用した、弾力性とフィット感がたまらないこちらの枕。ゆっくりと沈み込んでじんわり戻るようになっています。身体の形状に合わせて体圧分散してくれるので首肩への負担を軽減。朝起きるまで理想的な姿勢を保ってくれます。側地にはメッシュ素材を使用。熱がこもりにくく、清潔さを保ってくれる効果もあります。安心の日本製であるこちらの枕で快眠を目指してみませんか。
もっちり柔らかな新触感サポート枕
フランスベッドが手掛ける「もっちり柔らかな」新触感の枕です。頭や首のカーブにフィットするもっちり感があるものの、通気性が良いのでムレることがありません。また、頭の圧力がうまく分散されるので後頭部への負担が少ないのも魅力です。ピーチスキン加工が施されているので肌触りも抜群です。高密度な生地なのでホコリやダニが内部に入り込む心配もありません。
やさしくフィットする低反発枕
首こりだけでなくいびきが気になる人にもおすすめの低反発枕です。独特の形状をしているこちらの枕は、後頭部がしっかりと支えられるので正しい姿勢をキープすることができます。また、仰向けだけでなく横向きに寝た際も側頭部をしっかりサポートしてくれます。うつ伏せ寝にも対応しているのでどんな寝姿勢にもフィットします。
寝ながらエイジングケアもできる柔らか枕
こちらは寝ていながらエイジングケアができるという魅力的な枕。美肌効果・首のしわ防止・眠りしわ防止などの3つの睡眠中の悩みを解決してくれます。お肌を包み込むような柔らかいストレッチ素材でできているため、美容江尾気にする女性にもぴったり♪サイドのファスナーから中に入っているストローパイプというものを抜くことによって、自分好みの高さに調節することも可能です!
簡単に高さ調節が可能!寝ながら高さが変えられるラクチン枕
いくら良い枕だからといっても寝てみないとわからないというのが実際のところ。こちらの枕は寝ながら簡単に高さが調整できる枕です。枕の側面にあるジッパーを開けて中身を簡単に出すことができます。何度も調整しながらぴったりの高さを探すことができます。また、枕の中央部に凹みがあるので、頭にしっかりフィットするのも魅力です。
まとめ
首こりで悩んでいる人は、睡眠に欠かせない枕を見直すことをおすすめします。首こりには頭や首のアーチに沿う枕がおすすめです。また、何度も寝ながら快適な高さを選ぶことができる高さ調整型の枕だと安心です。自分にあった枕で首こりとは無縁の生活を送りましょう。