「天然木」と聞くと、森のイメージやぬくもりのある木目が浮かんできますよね。家具を選ぶときもなんとなく「天然木使用」と謳われたものに目がいくことってありませんか?
それは私たちと古くから深く関わりのある木に、自然と寄り添っているということではないでしょうか。いわばDNAにすりこまれた「木への愛情」ですね。
ここでは天然木の魅力をたっぷりご紹介いたします。
知ればもっと天然木が好きになる!天然木家具を家に置きたくなる!
ナチュラルインテリア好きの方、必見ですよ♪
目次
天然木の特徴
独特な表情の木目
まず目に入ってくるのが木目。天然木ならではの独特な表情を見せてくれます。
同じ木から材料を取っていても、ひとつとして同じ木目の家具はありませんよね。そのオンリーワン感も天然木家具の魅力です。
ぬくもりのある風合い
いにしえから人間と密接な関係にある木からは、どこか懐かしいようなぬくもりあふれる安心感をおぼえます。主張しすぎない優しい印象が、長く使う家具にぴったりですね。
経年変化
天然木は生きています。使い込むほどに味わいが深くなり、愛着が湧いてくることでしょう。その変化を楽しめるのは天然木だからこそ。
湿気調節機能
湿度の高い日には湿気を吸い込み、湿度の低い日には湿気を吐き出すという調湿作用も特徴の一つ。夏は蒸し暑く、冬は乾燥して寒い日本にはありがたい存在ですね。
リラックスできる香り
針葉樹であるヒノキが代表的ですが、木が発する芳香成分にはリラックス効果があります。森林浴をしているような爽やかな気持ちになれます。
広葉樹と針葉樹の違い
広葉樹の特徴
家具によく用いられる広葉樹は「ハードウッド」とも呼ばれるほど硬く頑丈(桐は例外)。耐久性が求められるベッドにも広葉樹は使われます。
代表的な広葉樹は、ウォルナット、オーク、マホガニーなど。光沢があり、高級感が出ます。
ただ、全部材にこれらの木材を使うとかなり高級なものになってしまうので、突板(天然木を薄くスライスした板)を表面に張り付けたものが一般に多く出回っています。ヘッドボードなど、キズを付けたくない部分には、硬い木材の突板が効果的。
針葉樹の特徴
一方、軽くて柔らかいのが針葉樹(ソフトウッド)。まっすぐな材を切り出しやすく扱いやすいので、柱や梁といった建築構造材、造作材などに使われています。家具においても、パインやスギ、ヒノキなどが多く用いられます。
優しい風合いと柔らかな手触りが魅力的。軽いので模様替えの際にも針葉樹の家具の移動は比較的楽に行えます。
また、香りも残りやすく、リラックス効果が期待できます。