ベッドやテーブルといった家具に多用される代表的な木材、「パイン」と「ウォルナット」。どちらもとても人気がありますが、特徴は対照的。さて、あなたはどっちの風合いがお好きですか?
目次
パインとは?
パイン材は主に北米産やヨーロッパが産地で、日本でもおなじみのマツ科(針葉樹)から切り出された木材です。イエローパイン、ホワイトパイン、アカマツなど、50以上もの種類があります。
パイン材の特徴
- 白っぽい色、ぬくもりのある風合い
- 柔らかい
- 節が多い
- 香りが良い
- 油分が多く艶がある
- 経年変化を楽しめる
- 無垢材の中では安価
風合いの良い白っぽい色であることや節が多いことから、パイン材を使った家具は北欧・カントリースタイルなどのナチュラルなインテリアによく合います。柔らかいので加工がしやすく、DIY材としても人気が高いです。
また針葉樹特有の木の芳香はリラックス効果があります。視覚にも嗅覚にも心地良い印象を与えるのですね。
パイン材は油分を多く含むため艶があり、時が経つにつれ色が変わり味わい深い色合いに変化していく様を楽しむことができます。
無垢材の中では安価で手に入りやすいのも人気の理由。フレーム、すのこ全ての部材に天然パイン材を使用したベッドもリーズナブルに購入できます。
おすすめの天然パイン材ベッド①
天然木ロシア産パイン材 棚・コンセント付き天然木すのこベッド
おすすめの天然パイン材ベッド②
表情豊かな天然木パイン材使用 階段付き木製ロフトベッド
おすすめの天然パイン材ベッド③
木のぬくもりが心地よい カントリーデザイン収納ベッド
ウォルナットとは?
世界三大銘木の一つであるウォルナットとはクルミの木(広葉樹)のこと。一般的な家具に使われているのは、主に北米産のブラックウォルナット材です。
ウォルナット材の特徴
- 堅くて強い
- 渋みのある濃い茶色
- 木肌が美しい
- 狂いが少ない
- 加工性、接着性に優れている
- 油分が多く艶がある
- 経年変化を楽しめる
ウォルナットはゆっくりと時間をかけて成長するため、木肌が緻密でとても堅いのが特徴。衝撃や摩耗に強く、アンティーク家具やヴィンテージ家具といった長く残っている家具にもウォルナット材が多用されています。
木目が美しく、落ち着きのある濃い茶色をしているのでモダンスタイルやクラシカルスタイルなどのシックなインテリアによく合います。
堅くて重いウォルナット材は狂いが少ないことから、高級家具や内装材として重宝されています。ネジや釘もしっかり固定されますし、接着剤の定着も良いので、丈夫な家具や床、ドアなどが作れるのです。
パインと同じく油分が多いので艶があり、経年変化によって味のある風合いを楽しむことができます。
ウォルナット材は高級な木材のため、パイン材のように家具材全てに使用するとなかなか手が出せない価格になってしまいます。そのため家具などの化粧材としてウォルナットの「突板(つきいた)」が多く使われます。
突板(つきいた)とは
突板とは、ウォルナット材を薄くカットしてスライス状にしたもの。一本の銘木から何枚も切り出すことができます。
それらを家具の化粧材として張り付けることで、無垢と同じ美しい木目を楽しむことができるのです。