カーテンの各部名称を知ったところで、いよいよコーディネートを開始していきます!
今回は「カーテンのスタイルと種類」ということで、一口にカーテンと言っても色々な種類があることをご紹介していきますよ♪
目次
カーテンの種類
カーテンの最も基本的な分け方として、透過性がないドレープカーテンと透過性のあるシアーカーテンに分類することができます。住宅でよく見かけるカーテンの二重掛け(ダブルカーテン)では、窓側にシアーカーテン、室内側にドレープカーテンを掛けるのが一般的です。
ドレープカーテン
厚地の生地を用いたカーテンのことで、ドレパリーとも呼ばれます。代表的なものにジャガード織やドビー織を使ったカーテンがあります。
ジャガード織
複雑な色柄を表現することができる生地です。ドレープカーテンならではの重厚で豪華な雰囲気が特徴。
ドビー織
平織、綾織、朱子織などの比較的単純な組織で織られた生地です。無地、チェック、ストライプなどが主流。
シアーカーテン
薄地で光が透けるカーテンを総称してシアーカーテンと言います。代表的な種類として、レースカーテン、ケースメント、ボイルなどが挙げられます。
レースカーテン
ラッセル機で編まれた透過性のあるカーテン。無地から柄物までバリエーションが豊富です。
ケースメント
目の粗いざっくりとした風合いの織物で作られた透過性のあるカーテン。ほどよく光を通すので、素材の質感を生かした演出が楽しめます。お部屋の雰囲気もふわっと柔らかい印象に♪
ボイル
薄地の平織の生地で、撚りのかかった細い糸を使って織り上げるボイルカーテンは、さらっとした手触りが特徴。同じ平織の薄地の生地でさらに張りのあるものにオーガンジーがあります。
機能性カーテン
遮光カーテン
主に寝室などに使われる、光を遮るカーテン。遮光率によって1~3級に分類され、数字が小さいほど遮光性能が高くなります。
遮熱カーテン
窓から射し込む太陽光を反射して、室内に入る熱を軽減するカーテン。ドレープには生地の裏側にアルミを蒸着したものなど、シアーにはブライト糸(光沢糸)を使ったミラーレースなどがあります。
ウォッシャブルカーテン
家庭用洗濯機で丸洗いしても、生地の収縮やシワ、色落ち、色あせなどが少ないカーテン。
カーテンのスタイル
カーテンのスタイルには基本的な両開きのほかに、以下のような装飾的なスタイルがあります。
センタークロス
2枚のカーテンの吊元が突き合わせになっているスタイル。程よくエレガントに仕上げたい方におすすめ。
クロスオーバー
2枚のカーテンの吊元が深く交差しているスタイル。ラグジュアリーな雰囲気が楽しめます。
スカラップ
カーテンの裾が円弧、波形、台形などになっているスタイル。一般的に出窓や腰高窓に用いられます。
セパレート
1つの窓に掛けるカーテンがいくつかに分かれているスタイル。ホテルのような特別感のある空間が作れます。
カフェ
窓の途中に設けたポールなどに丈の短いカーテンを掛けるスタイル。キッチンやトイレなどの小窓に掛けると可愛らしい印象に。
まとめ
カーテンシリーズ第二段はいかがでしたでしょうか?この調子でどんどんカーテンの知識を増やして、おしゃれなファブリックコーディネートを完成させましょう♪