ホテルに泊まったとき、なぜベッドの上に枕やクッションが沢山置いてあるのか気になったことはありませんか?
日本では一人につき一つの枕を置くのが一般的です。一方で、ベッドの上でリラックスする時間を大切にするホテルや海外では、沢山のクッションがとても重要な役割を果たしています。
快適で居心地の良いベッドルームをつくるための「枕」や「クッション」。そのデコレーションのルールを学んで、海外風の洗練されたベッドルームを目指しましょう♪
沢山の枕やクッションを置く理由
ホテルや海外のベッドに沢山のクッションが置かれるのには2つの理由があります。「装飾としての役割」と「背もたれとしての役割」です。
ベッドの上に置く枕やクッションは総称して「デコラティブピロー」と呼ばれます。クッションもベッドの上ではピロー(枕)として扱われるのです。
ベッドを単に眠るだけの場所ではなく、部屋全体のデザイン性を高めるインテリアの一つとして捉える考え方から、デコラティブピローは生まれました。沢山のクッションは空間に立体感を出し、色や柄のあるクッションを使うとさらに奥行きや躍動感が生まれます。
本を読むとき、テレビを見るとき、時には朝食をとるときなどに、背もたれや肘掛けとしての役割も果たすのです。
クッションの基本的な飾り方
好きなクッションを好きなように置くのも一つの手段ですが、まずは基本的なルールを覚えておきましょう。ルールに従って置いていくと、より洗練されたベッドルームがつくれます。
クッションの置き方は、大きく分けて2パターンあります。「スタッキング(重ねる)」方法と「スタンディング(立てる)」方法です。
飾り方①:スタッキング
寝るときに使う枕を寝かせたまま重ね、その前にデコラティブピローであるクッションを立てかけるのがスタッキングスタイルの基本の置き方。シンプルで整った印象を与えます。
本を読むときなどの背もたれとして使う場合は、基本とは反対の配置で、クッションをヘッドボード側に置くのが理想的です。
ベッドカバーを使っている場合は、カバーで覆った枕の上にクッションを置きましょう。よりシンプルですっきりとした印象になります。
飾り方②:スタンディング
クッションや枕を何層も重ねて立てかけるスタインディングスタイル。層の数に制限はなく、層が多ければ多いほどボリュームが出てインパクトのある仕上がりになります。
最もトラディショナルな並べ方は、画像のような4層の配置です。
おしゃれな置き方とアレンジ方法
それでは実際に、どのような色柄、サイズのものをどのように置けばおしゃれなスタイリングになるのかをご紹介いたします。
ポイント①:層ごとに生地を揃える
1つの層に2つ以上のクッションを置く場合は、同じ層で生地や色柄を揃えることがスタイリングの基本です。
ベッドがきちんと整った印象になりますし、失敗も少なくなります。初めてのスタイリングでは各層を同系色でまとめるのがおすすめです。
同じグレーの中でも層ごとに少しずつ色味を変えることでグラデーションができ、奥行きのあるスタイリングが完成します。
ポイント②:まわりと色をリンクさせる
フットスロー(足元に敷くファブリック)やカーテンなどのファブリックと色を合わせると統一感が出ます。
こちらはブルーのフットスローとピローがリンクしていますね。
こちらはフットベンチとリンクさせてまとまりを感じさせています。
ブルーとオレンジは補色の関係にあるので、互いに引き立て合いインパクトを出していますね。
ポイント③:色柄でアクセントを加える
シンプルな2層の配置でも、真っ白の中に柄を持ってくると変化が生まれます。
悪目立ちしないポイントは、まわりと色をリンクさせることです。
くすんだ色味のコーディネートも、ストライプやドットなどの柄を取り入れることでカジュアルな仕上がりに。
フットスローの黒で全体を引き締めていますね。
真ん中に差し色を持ってくることで自然と注目が集まるスタイリングが完成。カジュアルなチェック柄もアクセントが効いています。
ポイント④:形、素材にバリエーションを持たせる
イエローのブードワールピローの特徴的な形は「クッションチョップ」と呼ばれます。そう、空手チョップの「チョップ」です。
同じクッションでも少し形が変わると印象もガラッと変わりますよね。やわらかい羽毛クッションなどでアレンジを楽しんでみてください。
オールホワイトでまとめたコーディネートにも異素材を入れ込むことで動きのあるスタイリングに。
夏は麻、冬はファーやベロアなど、季節感のある生地をクッションに取り入れるのもいいですね。
ポイント⑤:あえてラフに置く
あえてラフに置くことで、ベッドルームこなれ感を生まれます。
適当に置いているように見えて、基本ルールには従っているので乱雑には見えません。
寝るときのクッションの置き場所は?
さて、沢山クッションを置いたはいいけれど、いざ寝るときにどうすればいいのか気になりますよね。
一般的には、寝室にある椅子やフットベンチ(オットマン)の上に置きます。ホテルにも多くの場合椅子が置いてあるので、その上に積むと良いでしょう。大きめのカゴに入れて置く方もいるようです。
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まとめ
海外流の洗練されたベッドをつくる「デコラティブピロー」。小さいながらもベッドルームの印象を大きく左右するアイテムであることはお分かりいただけましたでしょうか?模様替えをしたいけど家具を移動するのは大変…という方は、ぜひ沢山のクッションでおしゃれな寝室をつくってみてください♪