いつ起こるかわからない地震。就寝中に地震が来ることもあります。就寝中は無防備な状態なので、地震に対して素早く的確な対応ができるか不安ですよね。
そんな不安を解消するためにも、寝室の地震対策を徹底しましょう。今回は寝室の地震対策と対策に役立つアイテムをご紹介しますよ。より安心して眠れる寝室づくりにお役立てください。
目次
大きな地震が起こったら何もできない
わたしが阪神淡路大震災に遭遇したのは、中学生の頃でした。時間は、忘れもしない明け方の5時46分。自分の部屋のベッドで寝ていたわたしは、上下に縦に激しく揺れる地震にどうすることもできませんでした。知り合いのおばあさんは、寝室のたんすが倒れて亡くなってしまいました。
小さな揺れでもそうですが、大きな地震が起こったら何もできません。まして、寝ているときに倒れてくるものを押さえたりする咄嗟の行動はなかなかできるものではないと、身をもって体感しました。
震度5弱以上で固定していない家具が移動することがある
気象庁のホームページにある「震度とゆれの状況」リーフレット(画像は、気象庁ホームページより引用)を見てみましょう。固定していない家具に関して、以下のように説明されています。
●震度5弱・・・移動することがあり、不安定なものは倒れることがある
●震度5強・・・倒れることがある
●震度6弱・・・大半が移動し、倒れるものもある
●震度6強・・・ほとんどが移動し、倒れるものが多くなる
さらに震度7では、家具はもちろん、その建物自体も傾いたり倒壊したりする恐れがあります。
基本的にベッドルームには家具を置かない
このことからも、ベッドルームの「地震対策」の基本は、なにも置かないことです。大きなたんすや本棚は大きな揺れによって、移動したり倒れてしまう可能性があります。
家具は極力置かないようにして、造りつけのクローゼットがある場合はクローゼットの中にすべて収納してしまうのが理想的です。
家具を置く場合に気をつけたいこと
もしも家具を置く必要がある場合は以下のことに気をつけて配置を考えましょう。
ベッドや布団から離れた場所に配置する
万が一、地震の揺れで倒れたときのことを想定して、家具はベッドや布団から離れた場所に配置します。倒れたときに布団にかからない場所をさがして配置します。
転倒防止のつっぱり棒で家具を固定する
家具の転倒を防止する伸縮棒などを利用すると、家具と天井を棒で固定して地震のときの転倒を防止することができます。 ホームセンターやインテリア専門店でも比較的安価で購入することができるのでぜひ対策しておきたいものです。
地震を経験されたkurashi___さん。ものすごく揺れたという冷蔵庫に転倒防止のつっぱり棒を設置されたとのことです。備えあれば憂いなし。ちょっとした「地震対策」が、いざというときにやっておいてよかったと思えるものですね。
Amazonで注文された家具転倒防止のつっぱり棒を食器棚の上に設置されたkonakomusoraさん。食器棚は倒れると中の食器やガラスが割れて大変危険です。安心のためにやっておくべきポイントですね。
入口をふさがない位置に配置する
地震のときに家具が転倒してしまうことで起こる可能性として、入口をふさいでしまうということです。実際に入口をふさがれてしまったら重たい家具を移動させてドアを開けることになります。
避難経路としての入口をふさがない位置に配置することもとても大切なポイントです。
強度抜群!頑丈設計のおすすめベッド
ここからはBED STYLEおすすめの商品をご紹介します。BED STYLEでは安心設計のベッドを多数ご用意しています。ぜひ参考にしてくださいね。
すっきり片付く 大容量収納ベッド 引き出しなし
大容量の収納ベッドなので、お部屋のスペース節約にもなります。お部屋をよりすっきり見せたい方はには引き出しセットもおすすめですよ。床面高42cmのハイタイプは、とにかく収納力が欲しい方にぴったりです。対して、床面高23cmのロータイプはお部屋に開放感を求める方向けです。ベッド本体の耐荷重はなんと600kg!安心の頑丈設計です。ベッド下の収納スペースに防災グッズを入れておけば、いざという時も安心ですね。
ベッドにもなる シェルフ棚・引出収納付フローリング調デザイン小上がり(連結タイプ)
おしゃれなフローリング調の小上りとしてもベッドとしても使える、マルチなアイテムですよ。フレーム自体の耐荷重は600kgなので、頑丈な造りです。ベッド下は収納スペースになっているので、機能性も抜群。フット側の収納はシェルフ棚となっているので、お好きなインテリアを飾ってお部屋に彩りを加えることもできますよ。布団だけでなく、ラグや置き畳を敷くのもおすすめ。お部屋の使い方のバリエーションが増えますよ。
寝台職人 選べる床板 天然木ひのきベッド すのこタイプ
こちらのすのこベッドは、ヘッドレスタイプなので、コンパクトなお部屋にも置きやすくなっています。天然木を使用しているので、お部屋にぬくもりを与えてくれますよ。ベッドの脚は、6本脚となっているので、頑丈設計です。また、床板部分はすのこ仕様なので通期性も抜群。季節問わず、快適な寝心地を楽しめます。
お部屋の地震対策におすすめの商品
ここからは姉妹サイトであるCovearthより、おすすめ商品をご紹介します。デザイン性・機能性に優れているだけでなく、耐震性にも配慮した商品をご紹介しますよ。
省スペースでスタイリッシュな空間 壁寄せテレビスタンド ハイ固定タイプ
お部屋をスタイリッシュな空間に演出する、壁寄せテレビスタンドです。配線や電源タップなどはすべて背面に収納できるので、ごちゃつきがちなテレビ周りをすっきりさせることができます。壁掛けテレビのような使い心地の省スペースデザインなので、お部屋のスペース節約にもなります。高さは5cmピッチで11段階に調整可能なので、お好みの高さで使用できますよ。こちらの商品は震度7による耐震実験をクリアしています。万が一の事態でも、安心して使うことができます。
突っ張り式奥行きスリム クローゼットハンガーラック ハイタイプ (スーパーワイド)
奥行き30cmのスリムなデザインですが、大容量の収納ができるハンガーラックです。天井面の突っ張りパイプは前後それぞれに伸縮するので、梁や配管の関係で段差のある天井にもぴったりフィットして設置することができますよ。衣類の他にもバッグや小物も収納できるので、クローゼット代わりになるアイテムです。オープンタイプのハンガーラックなので、カーテンや籠などで目隠しをする部分と見せる収納に分けるアレンジもおすすめです。
組み合わせ自在 国産ひのきつっぱりシェルフ・ラック 本体
こちらの本棚は、安心の突っ張り式なので、本棚をしっかりと固定することができます。さらに、本体1台につき3本の落下防止ガードも付いているので、より強固な耐震対策ができますね。横幅のサイズは30cm、50cm、90cmの3サイズで、奥行きのサイズも17cm、29cmの2サイズから、お部屋に合わせて選ぶことができます。
まとめ
寝ているときは誰でもリラックスして無防備になっているもの。そんなベッドルームだからこそ、日ごろの「地震対策」が肝心です。ベッドルームにはなるべく家具は置かない、置く場合には揺れで転倒しないように対策を施しましょう。ぜひこの機会にベッドルームの「地震対策」ができているかご確認ください。
【参考URL】
家具の類の転倒・落下・移動防止対策 ハンドブック|東京消防庁
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/all.pdf
「その震度 どんなゆれ?」|気象庁ホームページ|国土交通省
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/kaikyuhyo/index.html
地震に備えた寝室とは?寝室危険度チェック[マンション物件選び]のポイント|All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/26939/