1日の約3分の1を過ごす寝室。眠っている間に地震などの災害に遭う確率は決して低くはありません。眠っている時は災害に気づきにくく、目が覚めてすぐは頭も働きにくい状況です。
そのため、安全に避難するためにも寝室の災害対策は非常に重要です。こちらの記事では寝室でできる災害対策と置いておきたい防災グッズを紹介します。
目次
寝室でできる災害対策
対策①家具を置かないor固定
もし可能であれば寝室に家具を置かないようにするのが1番安全です。 とはいえ、どうしても家具が必要な場合もあるかと思います。
家具を置く場合は家具の固定が必須です。L字金具や伸縮棒タイプなどが市販されていますので、ご自宅のタイプに合わせて選びましょう。
対策②配置に気をつける
家具は固定するだけではなくその配置も大切です。寝室の家具が倒れても人の上に乗らない位置に置きましょう。
植木鉢や鏡なども倒れて割れると危険なので、配置に十分配慮してください。
対策③照明の種類に気をつける
意外と見落としてしまうのが照明です。天井から吊り下がっているタイプは上から落ちてくると怪我の恐れがあります。
天井に直接はめこみカバーがあるタイプで電球も飛散防止タイプの蛍光灯を使うと被害を最小限に抑えることができます。
枕元に準備しておきたい防災グッズ
懐中電灯
すでに停電が起きている可能性もありますので、手元に耐塵・耐水性の懐中電灯があると安心です。
スマホのライトでも良いのですが、懐中電灯の方が落としにくく耐久性もあります。災害時はスマホの充電はできるだけ残しておきましょう。
すぐに履ける靴
スリッポンなどのすぐに履けるスニーカーがあれば、ガラスや瓦礫があっても歩いて避難することができます。
玄関ではなく窓から避難する可能性もありますので、足を守る靴は必需品です。
救助を呼ぶための笛
災害時は何かの下敷きになったり、部屋から出られなくなってしまうこともあります。そんな時のために救助を呼ぶための笛も用意しておきましょう。
水で濡れても使えるタイプや2種類の音域で広範囲に音を届けられるタイプなどがおすすめです。
軍手
倒れた家具をどかしたり、歪んだ扉を開けたりする時には軍手があると大変便利です。鋭利物・熱に強い特殊繊維や革製の手袋が良いでしょう。
一般的な軍手を用意しておく場合はゴムの滑り止めがついているものを用意してください。
ヘルメット
落下物はもちろん、急な揺れにより壁に頭をぶつけてしまってもヘルメットがあれば頭を守ることができます。
頭を打って意識を失ってしまっては逃げ遅れてしまいますので、必ず家族の人数分備えておきましょう。
最後に
災害時は何が起こるか分かりません。寝ている間に災害に巻き込まれる可能性もありますので、寝室の災害対策はしっかりやっておきましょう。災害対策までなかなか手が回らないという方もいらっしゃるかと思いますが、いざという時に自分の命を守れるのは自分自身です。
災害が起きてから後悔しないように、ぜひこの機会に寝室の防災体制を見直してみてください!