ベッドひとつとっても、ひとつひとつデザインが違うだけでなく機能性や素材などが異なります。ベッドを購入するときにどのベッドが自分に合っているのか自信をもって決めるのはなかなか難しいこともあります。
そこで今回は、ベッドフレームの素材について詳しくご紹介します。素材を知るとベッド選びがもっと楽しくなりますよ!
ベッドフレームの基礎知識
まずはベッドフレームの基礎知識についてご紹介します。ベッドフレームとはシンプルに言うとベッドの枠のことです。ひと口にベッドフレームと言っても構成や素材などが異なるので、知識があるとベッドを選ぶ上で役に立ちます。
ベッドフレームの構成を知ろう
ベッドフレームは、いくつかのパーツから構成されています。布団やマットレスを支える床板をはじめ、足元にはヘッドボード、枕元にはヘッドボードがあります。その他にもベッドの種類によって棚や収納スペース、脚などもあります。それぞれのパーツの有無や素材の違いによって、それぞれのベッドフレームの特徴が表現されているのです。
ベッドフレームの素材は主に4つ
ベッドフレームの素材には様々なものがあり、好みのテイストを取り入れることができます。ベッドフレームの素材は主に4つに分けることができます。木材、スチール、レザー、ファブリックです。イメージする寝室の雰囲気や他の家具との相性から選ぶことをおすすめします。
ベッドフレームの素材の特徴
主に4つに分けられるベッドフレームの素材には、それぞれ特徴があります。定番のウッドフレームとスチールフレーム、レザーフレームとファブリックフレームの4種類から選ぶと良いでしょう。ここではそれぞれのベッドフレームの素材の特徴についてご紹介します。
定番のウッドフレーム
ウッドフレームは多くのベッドに採用されている素材です。比較的どんなインテリアにも合うようなデザインのものが多いので、年齢や性別などに左右されることが非常に少ないのが特徴です。また、ひのきやパインなど、ウッドフレームの中でも色合いや丈夫さなどの角度から違う素材を選ぶことも可能です。ウッドフレームは大きく2つに分けると天然木とプリント化粧繊維板があります。
天然木
天然木は、切り出した木材を加工してベッドフレームにしたものです。パイン材やひのき、桐などは素材の香りや風合いを楽しむことができることから人気があります。
また、必要以上の加工が施されていないので、年月が経つにつれて変化する風合いも楽しむことができるのが魅力です。安心安全に気遣う人の中には、低ホルムアルデヒドであることから天然木のベッドフレームを選ぶ人もいます。
プリント化粧繊維板
ウッドフレームのもうひとつの素材として取り入れられているのがプリント化粧繊維板です。木目を印刷したシートを板に貼り付けてベッドフレームの形になるよう組み立てています。
その他にもベースの板に薄く削った木を張り付けた合板もあります。これらは天然木と比較するとリーズナブルなので、デザインにこだわりたいけれどできるだけ費用は抑えたい人におすすめです。
コスパ抜群で模様替えしやすいスチール
ベッドを置きたいけれどできるだけ費用を抑えたい人におすすめなのは、スチールフレームのベッドフレームです。金属パイプを組んで作られたベッドで、パイプベッドやアイアンベッドとも呼ばれています。リーズナブルで通気性が良いので初めての1人暮らしにも人気の素材です。
軽くて移動がしやすい
スチール素材のベッドフレームは、他の素材と比べると軽くて移動しやすいのが魅力です。マットレスや布団を外せば大人の女性1人でベッドの位置を変えることも可能です。インテリアを定期的に変えたいおしゃれ好きの人や、引っ越しを定期的にする人におすすめです。
きしみ音が気になる人には不向き
コスパが良くて移動にも便利なスチール素材のベッドフレームですが、きしみ音が気になる人には不向きです。商品によってはパイプが太めになっていたり、補強がしっかりされていたりするものもあります。スチールベッドを購入する際は耐荷重やパイプの太さも参考にすると良いでしょう。
高級感のあるレザー
寝室をおしゃれにキメたい人におすすめなのは、高級感のあるレザータイプのベッドフレームです。レザーがヘッドボードやフレーム自体に施されています。本革のものもありますが値段が高くなってしまうため、手入れが簡単な合皮のものが主流です。
本革と合皮
ベッドフレームに採用されるレザーのほとんどは合皮です。本革は高級感が増して良いのですが、費用がかなりかかってしまうため、なかなかベッドに本革を取り入れるのは難しいと感じる人が多いです。合皮は手入れが簡単で弾力性があり使い心地が良いのがメリットです。
柔らかくて水に強い合皮がおすすめ
合皮をつかったベッドフレームは柔らかくて水に強いのが特長です。定期的に拭き掃除ができるので末永く使うことができます。また、柔らかいので再度に合皮が施されていればぶつかっても大きな怪我にはつながりにくいです。
女性から人気のファブリック
布でフレームを覆ったベッドフレームがファブリックフレームです。女性から特に人気があり、柔らかい印象を与えることができます。ヘッドボードにファブリックが取り入れられているとベッドをソファのように使うことも可能です。寝室をリラックス空間にしたいという人から高い支持を得ています。
肌触りが良い
ファブリックを取り入れたベッドフレームは何といっても肌触りが良いのが魅力です。汚れが気になるという人もいますが、簡単に手入れができるので心配いりません。ベッドもソファも置きたいけれどスペースに限りがあるという人にぴったりのベッドフレームです。
素材別おすすめのベッドフレームを5つご紹介!
ベッドフレームに使われている4つの素材をご紹介しました。どのフレームも魅力的ですが、その中から自分のイメージや好みに合わせてベッドフレームを選ぶことをおすすめします。こちらでは素材別におすすめのベッドフレームを5つご紹介します。
古木風デザインで、収納スペースたっぷりのベッドフレーム
木目を活かした古木風デザインのベッドフレームは、まるで高級家具のような雰囲気を醸し出します。ベッドの下には引き出しの収納スペースがあり、衣類や小物を収納することができます。ヘッドボードは棚になっていて2口コンセントもついています。
北欧風のおしゃれなインテリアにぴったりのウッドフレーム
ウッドフレームの中でも人気が高いのが北欧モダンなインテリアを演出してくれるシンプルな木製フロアベッドです。ヘッドボードはシンプルなデザインながらもコンセントと棚がついていますので、小物やライト飾れば一気にお洒落なお部屋になりますよ!
シンプルデザインのパイプベッドで空間を有効活用
こちらは、天然木の脚を使用したハイタイプのパイプベッドです。ベッド下はフリースペースとなっているので収納を置いたりソファやテレビを置いたりと、自由にご利用いただけます。フレームカラーはブラックとホワイトの2色ご用意しており、いずれもシンプルでどんなインテリアにも馴染んでくれます。
高級感漂うシックなブラックレザーベッド
合皮を使用しているとは思えないほどの高級感が漂っているブラックレザーベッドは、重厚感があります。ヘッドボードは職人のようなキルティング加工がされていておしゃれです。すのこには天然木、脚部分には異質素材のスチールを採用しているので洗練されたデザインになっています。合皮なのでお手入れも簡単です。
女性の憧れ!フレンチエレガントベッド
映画のワンシーンのようなベッドシーンを再現できる、女性なら一度は憧れたことがあるフレンチエレガントベッドです。ヘッドボードの部分にファブリックが採用されているので、全体的に重厚感があるもののふっくらとしていて柔らかい印象を与えます。また、フレームの随所にリボンや花などの装飾があるので女心をくすぐります。
まとめ
ベッドフレームには大きく分けて4つの素材があり、それぞれに特徴があります。作りたい寝室のイメージや寝心地などを含めてベッドフレームの素材を選ぶのがおすすめです。ベッドフレームを素材から選んで納得の寝室作りをしましょう。