介護用ベッドは利用者ご本人以外に、介護する方にもメリットがあることをご存知でしたか?しかし、今まで介護用ベッドを使ったことがないと、どのような機能がありどうやって選べばいいのか迷ってしまうものです。
本記事では、利用者ご本人と介護する方がどちらも満足できるベッドを選ぶことができるよう、介護用ベッドの基本的な機能をご紹介します!
介護ベッドを使用するメリット

介護用ベッドは利用者ご本人と介護する方、それぞれにとって次のようなメリットがあります。
- 利用者…介護用ベッドを使うことで体勢を変えることができ、寝たきりの状態を防ぐことができる
- 介護する側…角度や高さ調節を利用することで、介護する際の負担を軽減することができる
介護する方の負担が大きい状態だと、利用者の方は「できるだけ負担をかけたくない」という思いからさまざまなことを我慢しがちです。介護用ベッドを利用することで、そういった両者の負担やストレスも軽くすることができますね。
介護用ベッドの基本的な機能
介護用ベッドの基本的な機能は、背上げ・高さ調節・膝上げの3つです。
起き上がるための、背上げ機能

介護用ベッドの背中を起こすことで、自分1人で起き上がることが難しい方の起き上がりをサポートしてくれる機能。この機能を利用することによって、下記のようなメリットがあります。
●利用者がテレビや本を見やすくなる
●上体が起きるため、食事のときに喉に詰まりにくくなる
●介護者の方が力を使う必要がなく、同じ高さの目線で会話できるため疲れにくくなる
●上体を起こすことで利用者の視野も広がり、気持ちも明るくなる
少しでも上体を起こすことで、ベッドから動くことが難しくても「生活している」という意識を持ちやすくなり生活にもハリが出てくることでしょう。
立ち上がり動作を楽にする、高さ調節機能

利用者の身長に高さを合わせることで、介護時の負担を軽くすることができます。ほかにも、次のようなメリットがあります。
●利用者の身長に高さを合わせることで、利用者本人が立ち上がりしやすくなる
●車いすに移るときも、高さを調節できる
●介護者の方に高さを合わせることで、介護時の負担が少なくなる高さを調節できる
●就寝時は一番低い高さにすると落下時のケガを減らすことができる
背上げ動作をサポートする、膝上げ機能

背上げ機能を使うときに膝上げ機能も使うことで、次のようなメリットがあります。
●背上げするときの利用者の体のずれを抑える
●膝上げと背上げを交互に利用し、皮膚や腹部にかかる圧力を少なくする
●膝上げ機能のみを使うことで足のむくみ予防にもつながる
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介護用ベッドを選ぶポイント
介護用ベッドを選ぶときは機能面だけでなく、次の項目も考慮して使いやすいものを選ぶようにしましょう。
JIS認証を受けているか

介護用ベッドは、自分1人で満足に動くことが難しい方が使うことが大半のため、転落事故等をなくすためにも安全性を確認する必要があります。
JIS認証は、完成した製品の審査・製造工場での審査の2つで合格基準を満たしているため、安全性が高い製品という証です。介護用ベッドを選ぶときは安心して使えるよう、JIS認証があるかどうかをチェックしましょう。
利用者の体型に合っているか

<介護ベッドの大きさ>
サイズ | 幅 | 長さ |
ミニサイズ | 83cm | 180cm |
レギュラーサイズ | 91cm | 191cm |
ロングサイズ | 100cm | 205cm |
どれほど機能が優れていても、介護用ベッドが利用者の体型に合っていなければ意味がありません。利用者の身長に適したものを選ぶことが大切ですよ。
介護用ベッドを置く部屋の広さは足りているか

介護用ベッドを導入するときは、ベッドを置く予定の部屋の広さも考える必要があります。
杖を使用する方の場合
杖ありで自力歩行可能な場合、利用者が1人で移動できるため、ベッド周りに家具がなければ4畳半の部屋でも介護用ベッドの設置は可能です。
車いすを使用するの場合
日ごろから車いすを利用している場合は、まず部屋の入口から介護用ベッドまでスムーズにたどり着けるように動線を確保する必要があります。車いすからベッドへの移動は1メートル程度の距離が必要。ベッドと車いすへの移動を考えると、最低でも2メートル四方の空間の確保が必要になります。
寝たきりの場合
起き上がるのも難しく寝たきり状態の場合は、移動するときもリクライニング型の車いすが必要になります。通常の車いすよりも大きくなるため、部屋に大きな家具がない状態で最低6畳ほどの広さが必要と考えましょう。また、部屋の入口は車いすの幅を考え90センチ以上あることが条件となります。
マットレスとセットで購入できるか

介護用ベッドには、どんなマットレスでも使えるわけではありません。介護用のマットレスは、寝心地のほかに床ずれ予防、立ち上がりやすさなどもポイントになります。
その介護用ベッドにあった専用のマットレスがセットになっていると、本来の機能をしっかい発揮でき、万が一のケガも防げます。別途マットレスを探すのは意外と大変なので、セットで購入できるものがおすすめです。
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まとめ
介護用ベッド利用する多くの方は、ベッドの上で1日を過ごすことが大半です。介護用ベッドは利用者の方と介護する方の両者が、お互い気持ちよく使えるための大切なアイテム。介護用ベッドを導入する際は、いろいろな角度から検討して納得のいくものを選びましょう。
また、利用者の方がより気持ちよく過ごせるように、介護用ベッドの周りにサイドテーブルを置く、といった工夫も大切になってきます。 本記事の内容を参考して、自分にぴったりの介護ベッドを見つけましょう!
おすすめの商品
ここからはBED STYLEがおすすめする商品をご紹介します。介護用ベッドや専用アイテムなど、さまざまありますよ。
インテリア性の高い心地良い空間 シンプル電動ベッド
毎日の暮らしをそっと支えてくれて、心地良く楽しくしてくれる電動ベッドです。シンプルなデザインなので、和室にも洋室にも合わせられます。 こちらはリクライニングできる部分により、1モータータイプと2モータータイプをお選びいただけます。利用者の方の体形により、ベッドを組み立てる際に床からの高さを4段階に調節可能。天然木を使ったサイドガードも、位置を変えられて便利です。カラーはライトブラウン・ダークブラウンの2色展開です。
棚・照明・コンセント・引出し収納付き電動ベッド 2モーター
こちらは2モータータイプの介護用ベッドになります。背上げ・背脚連動・脚上げとリクライニングできるので、利用者の方・介護する方どちらにも使いやすくなっています。照明、コンセントなど多機能なヘッドボード付きで、毎日の暮らしを豊かにしてくれますよ。ベッド下には引き出しも2杯あるので、予備の寝具や衣類などを保管しておくのに便利。
充実したシニアライフを 棚・照明・コンセント付き電動ベッド
理想の姿勢が実現する、細かな調節ができる高機能のリクライニング機能が魅力です。1台に欲しい機能が全て備わったオールインワンベッド。 ヘッドボードの宮棚には、小物入れや照明、コンセントがあり、介護用ベッド周りを充実させられます。照明は手元のスイッチで点灯でき、明るすぎないので、介護する方が夜中にチェックする時にも便利ですよ。こちらも1モータータイプと2モータータイプからお選びください。
棚・照明・コンセント・引出し収納付き電動ベッド (専用別売品 ベッドサイドテーブル)
介護用ベッドと合わせて使える、サイドテーブルです。高さを無段階に調節できるので、お使いの介護用ベッドに合わせて理想の高さに設定できますよ。横幅は80㎝、98㎝と2種類をご用意。カラーも明るくナチュラルなライトブラウンと、落ち着きのあるダークブラウンからお選びいただけます。食事をしたり、読書をしたりとさまざまな用途にご活用ください。
寝具にプラスして快適な寝心地に 高反発ベッドパッド
介護用ベッドに対応したベッドパッドです。フランスベッド社と東洋紡という、寝具のプロフェッショナルがコラボして実現しました。特殊なポリエステル素材により、反発力が高く、寝返りするたびに体を整えます。通気性がよく一晩中蒸れずに快適♪冬は電気毛布も使えますよ。汚れたらカバーは洗濯機で丸洗い可能、中材もシャワーで洗い流せるので、いつでも清潔で安心です。
BED STYLEではほかにも介護用ベッドを扱っていますので、
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