チェストベッドとはベッド下をクローゼットのように収納スペースとして使うことができる引き出し付きのベッドです。物が多くて片付きにくい部屋もデッドスペースを活かして大容量収納をすることで、くつろぎスペースがスッキリ片付きますよ。今回はチェストベッドを使った「隠す収納」のコツをご紹介します。
チェストベッドとは
まずはチェストベッドの特徴やメリットを見ていきましょう。
チェストベッドの特徴
チェストベッドとは「ベッドとたんすが一体化した収納ベッド」です。収納ベッドには様々な種類がありますが、チェストベッドの特徴は引き出しが3つ以上付いているものを言います。
例えば、浅型の引き出しが2杯付いているものは「収納ベッド」と呼ばれ、浅型引き出し2杯+深型引き出し1杯付いているものは「チェストベッド」になります。
チェストベッドのメリット
チェストベッドの一番のメリットは「ベッド下のデッドスペースを収納場所として有効に使えること」です。
また、一般的な収納ベッドよりも大容量の収納ができ、引き出しの数も多いので収納する物を区切って整理しやすいというメリットもあります。引き出しのサイズも様々で、高さのあるものも形を崩さずに収納できますし、ベッドフレームと収納スペースが同じ素材で統一感があるためお部屋がスッキリ見えます。
シングルサイズのチェストベッドがおすすめの人
シングルサイズのチェストベッドは、下記のような人におすすめです。
・狭い部屋にベッドを置きたい人
・部屋の収納スペースが狭い人
・お部屋を広く使いたい人
・収納家具を減らしてお部屋をスッキリ見せたい人
チェストベッドには様々なサイズがありますが、シングルベッドは1人用のサイズとして多く選ばれるサイズです。子供や小柄な女性、一般的な体格の男性であれば十分にゆったり寝ることができますよ。ベッドを置くとその分部屋が狭く感じてしまいますが、シングルサイズにすることにより省スペースでベッドを置くことができます。そのためお部屋を広く使うことができるでしょう。
チェストベッドの収納タイプとおすすめの収納術
チェストベッドにはどんなものを収納したいですか?チェストベッドの収納タイプ別に、おすすめの隠す収納術をご紹介していきます。
浅型引き出し4杯+深型引き出し1杯+長物収納
浅型引き出しが4杯付いている場合、小物や衣類などを細かく区切って収納することができますね。
例えば、
・普段使いの衣類
・タオルや下着
・雑誌、本、ファイルなど
・雑貨や文具
といったように、普段乱雑になりがちなものをベッド下にスッキリ「隠す収納」ができますよ。深型引き出しには、シューズボックスに入りきれない靴、形を崩したくないバッグなど。長物収納にはオフシーズンのカーペットや扇風機、普段使わないスーツケースなどを収納するのもいいですね。
浅型引き出し2杯+深型引き出し2杯+長物収納
深型引き出しが2杯付いている場合は、クローゼット感覚で高さのあるものをたっぷり収納できます。例えば、オフシーズンのかさばる衣類を入れて置くことで衣替えがスムーズですし、雑誌やファイルなどを立てて収納することもできますよ。
浅型ワイド引き出し2杯+深型引き出し1杯+長物収納
ワイド引き出しは上下2段に幅のある引き出しです。本を収納する時は背表紙を上に向けて入れることで本棚のようにも使えますし、引き出しの中を区切って小物などを入れるのもいいですね。部屋の中に散らかりやすいものをベッド下のワイド引き出しに収納することでお部屋がスッキリ片付きますよ。
浅型引き出し2杯+深型引き出し1杯+大型収納+床板下収納
大型収納が付いている場合は、クローゼットのように布団などかさばるものを収納することができます。浅型には薄手の衣類、深型にはかさばりやすい冬服など衣類の収納に使うのもいいですね。
本棚付き
ヘッドボードに本棚が付いているチェストベッドがあります。乱雑になりがちな本棚は高さもあり圧迫感を感じやすいですが、ヘッドボードの中の本棚に収納することでお部屋がスッキリ見えますよ。
チェストベッドの選び方のポイント
チェストベッドを選ぶ際のポイントを6つご紹介します。
サイズ(幅・長さ)
1人暮らしの部屋や狭い部屋に置くおすすめのベッドサイズは「シングルサイズ」です。家族で一緒に寝る寝室では、シングルベッドを2台並べたキングサイズもおすすめです。何人で寝るかによってサイズを決めていきましょう。
省スペースでベッドを置きたい方や小柄な女性、子供には長さを抑えたショート丈のベッドもおすすめ。ショート丈ベッドは長さが一般的なベッドよりも15cm短い180cmとなっています。長さを抑えることで、ドアや梁の近くにも置きやすくなりますよ。
ヘッドボードの有無
ヘッドボードがあると小物を飾ったり、スマホや本、時計など置いてナイトテーブルのように使えて便利ですよね。収納付きのヘッドボードにするとさらにお部屋がスッキリ片付きますよ。他にも枕の落下を防止する働きもあります。
しかしヘッドボードが付くとその分ベッドの全長が長くなってしまいますので、ベッドを省スペースで置きたい方はヘッドボードが付いていない「ヘッドレス」を選ぶといいでしょう。
カラー
チェストベッドはベッドの中でも高さのある大型のベッドになりますので、ベッドのカラーでお部屋の雰囲気が決まってきます。例えばホワイトにすると清潔感や開放感のある雰囲気になりますし、ブラック・ブラウンにすると高級感や重圧感のあるお部屋になるでしょう。木目調のナチュラル系にすると温かい雰囲気を作ることができます。
テイスト
カラーと同様に、ベッドのテイストでお部屋の雰囲気が変わってきます。例えば、高級感・清潔感のあるラグジュアリーなテイスト、白を基調としたナチュラルスタイル、木の温もりがある北欧モダン、他にもアンティーク・ヴィンテージ・レトロなどお部屋にある他の家具とテイストを合わせるのもいいですね。
床板のタイプ
ベッドの床板は一般的には合板が使われています。チェストベッドは床板の下に収納するタイプになるので、ベッドの中に湿気こもらないよう床板にこだわる人も多いようです。おすすめの床板はすのこタイプで、すのこの構造上隙間から空気が通り湿気を逃がしてくれます。ベッドの下に収納した大切なものからカビを防いでくれますよ。
コンセント・ライト機能の有無
ヘッドボードにコンセントやライトが付いているとスマホなどの充電に便利ですし、夜中に目が覚めた時も安心ですね。乱雑になりがちな頭元のコンセントもスッキリ片付きますよ。
シングルサイズのチェストベッド おすすめ商品
シングルサイズのチェストベッドのおすすめ商品をご紹介します。
収納付きのショート丈チェストベッド
狭いお部屋に省スペースでベッドを置きたい方におすすめのショート丈です。ベッド一台で収納もこなすので、限られたワンルームのお部屋の力強い味方になってくれること間違いなしです。自分の憧れを現実にしてくれるベッドで、理想のお部屋をぜひとも手に入れましょう。
オシャレなフラップ棚・ライト付きチェストベッド
ヘッドボードについているフラップ棚はベッドの頭元で乱雑になりがちなリモコンやティッシュなどをスッキリ収納できます。棚を開けるとミニテーブルにもなりますので、読みかけの本や飲み物などを置いてカフェ感覚でリラックスするのもいいですね。
本棚付きチェストベッド
ヘッドボードがスライド付きの本棚になっています。DVDであればなんと90枚も収納できますよ。ベッドの長さはコンパクトに収まるショート丈です。狭い部屋やドアの近く、柱・梁があっても安心しておくことができますね。ショート丈用のボックスシーツ・敷きパッドが付いていますので洗い替えに使えますよ。
省スペースで置けるヘッドレスタイプのチェストベッド
ヘッドレスタイプのチェストベッドは長さ2メートル以内でコンパクトに収まります。ドアが開けにくいなどの悩みも解消されますよ。引き出しはホコリが入りにくいボックス構造となっていますので、ベッド下の大切な衣類も清潔に収納できて安心です。
和の空間でリラックスできる畳タイプのチェストベッド
マットレスを置く部分が畳仕様になっています。和室でくつろいでいる感覚でリラックスして過ごすことができますよ。1人でシングルサイズとして使うのももちろんですが、家族と一緒に2台並べでキングサイズのベッドにもなります。ピッタリ並べられるので広々とした和室のような空間を作ることができますね。
通気性抜群!カビ対策ができるすのこタイプのチェストベッド
通気性抜群のすのこタイプのチェストベッドです。寝具の湿気を逃し、サラッとした寝心地で快適に寝ることができます。ベッドは耐荷重180㎏の頑丈設計で、引き出しにも底抜け防止の補強桟が付いています。ヘッドレスのシンプルデザインでお部屋がスッキリ見えますよ。
まとめ
チェストベッドを使った「隠す収納」のコツをご紹介しました。物が多くて片付きにくい部屋もデッドスペースを活かして引き出しに大容量収納をすることで、くつろぎスペースがスッキリ片付きますよ。収納したいものによって引き出しのタイプを選んでみて下さいね。