家路についた夕暮れ時、おうちごはんのいい匂いがどこかからしてきて、おなかがぐっーと鳴ったことはありませんか?また、キンモクセイの花の香りがふわっと風にのって運ばれてきて、秋を感じたことはありませんか?
人間の五感の中でも臭覚が感じる「におい」と、ここちよさやストレスを感じる「こころ」には密接な関係があります。そしてよい「眠り」をつくるためにも「香り」はとても大切な役割をしています。
~よい眠りは自分でつくるもの~
「眠り」と「香り」のここちよい関係を知って、是非よい眠りを手に入れてくださいね。
目次
アロマテラピーとは
「アロマテラピー」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。古くからわたしたち人間は、身近な薬草を食べたり、塗ったり、香りをかいだりして、傷や病気を治すために利用してきました。
そんな植物の「香りのちから」に着目したのが、「アロマテラピー」のはじまりと言われています。
植物から抽出した香り成分のエッセンシャルオイル(精油)を使って、
こころとからだに癒しやリラックス効果を与えてくれる、それが「アロマテラピー」です。
アロマテラピーの始め方
手順①:まずは好きな香りを見つけよう
アロマテラピーをはじめたいけど、なんだか難しそう。。。
いろんな香りがあって、どれを選べばよいか分からない。。。
はじめるときはそんな不安な気持ちになりますよね。
よい眠りをもたらしてくれる香りには「ラベンダー」や「カモミール」などが代表的にあげられることが多いですが、まずは好きな香りを見つけることからはじめましょう。
実際にアロマの専門店で、香りをかいでみて好きな香りをさがします。
ここで一番大切なことは、自分がここちよく感じることができて好きな香りを選ぶことです。
そう、難しく考える必要はまったくなくて、自分の感覚を信じることです。
手順②:必ずエッセンシャルオイル(精油)を使う
香りのオイルは、必ず天然のものを選びます。
アロマテラピーに使われるオイルは、100%天然のものだけがエッセンシャルオイル(精油)と呼ばれます。
アロマ専門店であれば間違いはないと思いますが、合成品のオイルは効果や作用が表れにくくなるので、ここは必ず天然のエッセンシャルオイル(精油)を選んでください。
また、エッセンシャルオイル=アロマオイルと思っている方も多いかもしれませんが、アロマオイルは100%天然ではありません。そのため、購入する際は、アロマオイルなのかエッセンシャルオイル(精油)なのかきちんと確認しましょう。
手順③:ディフューザー or 代わりのものを用意
一般的にアロマといえば、デュフューザーという専用の道具が必要です。少し前には、キャンドルに火を灯して温めた水にエッセンシャルオイル(精油)をたらす「アロマポット」もありますが、就寝時に火を使うのがちょっと不安という方も多いようです。
デュフューザーなら電気式・充電式なので安心してお使いいただけますね。加湿器にアロマオイルを入れるタイプのものも人気がありますが、ここではそんなデュフューザーがなくてもできるアロマテラピーをご紹介しましょう。
アイデア①:「マグカップ」でアロマ
お好みのマグカップにお湯を注ぎ、お好きなエッセンシャルオイル(精油)を数滴たらしたら完成。
マグカップを枕元のサイドテーブルに置いて、ほのかに香るアロマの香りに癒されてください。
アイデア②:「ハンカチ」でアロマ
こちらはもっと手軽に、ハンカチにお好きなエッセンシャルオイル(精油)を数滴たらして枕元に置きます。
たったそれだけ?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、ハンカチからほのかに香るくらいがちょうどいい感じです。
まとめ
「眠り」と「香り」のここちよい関係、お分かりいただけましたか?
ベッドルームに「香り」を取り入れるには、やはりアロマテラピーがおすすめです。
自分がここちよい・好きと思える「香り」に包まれているうちに、自然と呼吸もリラックス。
副交感神経が優位にはたらくことが、よい眠りへとつながります。
エッセンシャルオイル(精油)は、オイルが抽出される植物の種類にもよりますが、1ml(約20滴分)200円前後から購入できるものもありますので、是非アロマ専門ショップでお好きな香りをまずは見つけて試してみてくださいね。