シーツ、ベッドカバー、枕カバーなど、ベッドで使用する布製品のことをまとめて「ベッドリネン」といいます。ベッドは、ベッドルームの大きな面積を占めるものですが、その中でも直接肌に当たるベッドリネンは、常に清潔にしておきたいですよね。
ここでは、そんなベッドリネンの「きれい」をキープする方法をご紹介します。是非参考にしてくださいね。
目次
知っておいてほしい!就寝中の汗の量
人は眠るときに、体温を下げることでより深い眠りにつこうとします。
つまり「汗」をかくことで体温を下げようとしているのです。
そのため、健康な大人でも一晩で約コップ1杯(約200ml)の汗をかくと言われています。
それだけの汗をベッドリネンは毎日吸い込んでいるので、定期的なお手入れが必要なのです。
ベッドリネンのきれいをキープする方法
方法①:朝起きたらまず窓を開けて換気!
汗という水分を吸い込んだベッドリネンは、湿気ていないわけはありません。
朝起きたらまず窓を少しだけでもいいので換気しましょう!
リネンは洗うことができますが、それでも毎日洗う方は少ないですし、マットレスや掛布団は洗うことは難しいものです。そのためにも、換気を毎日欠かさずすることでベッドルームの空気を入れ替えてあげましょう。
方法②:ベッドリネンは、週に一度洗濯する
「シーツやカバーはどのくらいの頻度で洗濯しますか?」という質問の答えとして、一番多いのが
「週に1回」
だそうです。 できれば毎日洗いたいものですが、なかなかそうはいきませんよね。お天気のいい日もあれば、どんより曇りや雨の日もあります。
もちろん、汚れがひどいときにはこれに限りませんが、「週に一度」は洗濯するように心がけましょう。
汚れがひどいときの対処法
ふだんの汗や皮脂汚れは、洗濯してお日さまに干せばたいていのものはきれいに落ちますよね。
では、汚れがひどいときはどうすればよいでしょうか?
汗・皮脂汚れ
汗・皮脂汚れはひどくなるとシミになって黄色くなってしまうことがあります。シミは時間が経てば経つほど取れにくくなるので、見つけたらすぐに処理をしましょう。
ひどい汗・皮脂汚れは、重曹をよく溶かしたぬるま湯に約20分くらいつけ置きしてから洗濯するときれいに落ちます。色柄物の場合は、色落ちする可能性があるのでぬるま湯ではなく水で行いましょう。
血液汚れ
寝ているあいだにこどもがかさぶたを引っ掻いて、血液がついてしまったことありませんか?
また、生理中の経血が寝ているあいだに漏れてしまってシーツが汚れてしまう、なんてこともありますよね。
真っ白なシーツに赤いシミ、取れるのかな。。。と朝から心配になりますが大丈夫です!
血液の汚れには、つまみ洗いです。
うちでは、小さめの洗濯板の上に血液がついた部分をのせて水で少し湿らし、「ウタマロせっけん」でこすってつまみ洗いをします。洗濯板は少ない力でしっかりこすることができるので、血液汚れもきれいに落ちます。
ポイントは、血液汚れには、必ず「水」を使います。お湯だと血液中のたんぱく質が固まりやすくなり取れにくくなるので気をつけてくださいね。
おねしょ
おねしょ問題、悩ましいですね。でも、あまり怒ってはいけません。
誰しも通る道だと思ってしっかりきれいにしてあげましょう。
おねしょ自体は、水溶性の汚れなので水だけで簡単に落とすことができます。
そのため、シーツをはがしたら水でざっと濡らして固く絞り、ふだんどおり洗濯して太陽でしっかり乾かせばにおいも気にならないでしょう。
ただ、マットレスや敷布団などはなかなか洗えないので、予防策として防水の敷きパッドを使用しましょう。
それでも、マットレスや敷布団におねしょしてしまったら。。。
まずはおねしょ部分の水分(おしっこ)をタオルなどに染み込ませて取る
➡その後ぬるま湯で濡らしたタオルでおおねしょ部分をたたきながら濡らし
➡さらにまた乾いたタオルで水分を取る
➡風通しのよいところで乾かす
これで乗り切りましょう。
おねしょを繰り返してアンモニアのニオイが気になるときには、
「水200mlにクエン酸小さじ1をスプレーボトルに入れてよく混ぜ、スプレーする」ことで簡単に取れます。
クエン酸がアンモニアを分解して消臭してくれます。
まとめ
ベッドリネンを毎日洗っている方はなかなかいないようで、ちょっと安心した方もいらっしゃるかもしれませんが、週に一度はお天気のいい日を見つけてお洗濯するように心がけたいですね。
ひどい汚れは放っておくとシミになり、なかなか取れなくなってそのまま残ってしまうので、見つけたらすぐに対処しましょう。ベッドリネンの「きれい」をキープして、今日もよい眠りについてくださいね。