サイド・テーブルに即席の水差し

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サイド・テーブルに即席の水差し

18世紀、19世紀の欧米では、職業を持たない良家の子女たちが、社交の一環として頻繁に親戚や友人の家を訪れ、短期から長期にかけて滞在するという習慣がありました。その名残でしょうか。今でも、アメリカやイギリスでは気軽に宿泊ゲストを迎えてもてなす、という暮らしを楽しんでいるようです。

今回、ご紹介するのは、ゲストを迎えるにあたってのちょっとした心遣い。アメリカのカリスマ主婦、マーサ・スチュアートのアイデアです。

アメリカでは、夜中に喉が渇いた時のために、ベッド脇のサイド・テーブルの上に水を入れたマグを置いて眠りにつく人が多いようです。

そして、滞在するゲストが少しでも気持ちよく過ごせるように、と配慮してマーサが思いついたのが『即席の水差し』。

背の高いグラスに水を入れ、そのグラスよりも口の大きなグラスを上からカバーとしてかぶせます。水を飲むときは、水筒のように、カバーにしているグラスに水を注ぎます。水滴が落ちて、サイド・テーブルを痛めないように、小さなトレイの上にグラスを置いて、セットします。

専用のガラス・ピッチャーがなくても、工夫ひとつで、粋なおもてなしができるのですね。こうした小さな心遣いこそ、迎えられるゲストにとって本当に喜ばしいことでしょう。

もちろん、風邪を引いてベッド・ルームに籠りたい時など、ゲストに限らず、自分や家族のためにも使えるアイデアです。

参照:”simple home solutions”,CLARKSON POTTER PUBLISHERS, NEW YORK

2012年5月30日 / タグ:[ , ]