毎日の睡眠に欠かせないのがベッドです。ただ、いざベッドを購入するとなると、失敗がきかないためなかなか決められないこともあります。それでは、ベッドを選ぶときは、何を大切にすると良いのでしょうか?
フレームやマットレスなども大切ですが、ベッドのサイズを決めることがまず大切です。
睡眠の質も左右するベッドのサイズの選び方をご紹介します。
ベッドのサイズとは?

ベッドのサイズと聞くと「シングルベッドは1人用、ダブルベッドは2人用」と思いがちです。実は、ベッドのサイズによって寝る人数が決まるのではありません。快適な睡眠がとれるベッドのサイズは、人によって異なります。
ベッドは「幅」で選ぶ
ベッドのサイズを選ぶときには「幅」を判断基準にします。
使う人の体に合った幅でベッドのサイズを選ぶのがおすすめです。体格によって異なりますが、1人当たり必要な幅の目安は男性が85cm、 女性が80cmです。
人数で選ぶ
ベッドを使う人の適正な幅がわかったら、人数も踏まえてベッドのサイズを考えます。夫婦一緒に寝るのか、子どもの添い寝も必要なのかをはじめ、将来的に寝室を分ける予定があるのかも含めて検討します。
部屋のサイズで選ぶ
ベッドのサイズを選ぶ際に必要なのは、使う人にとっての適した幅や人数だけでなく、ベッドを置くスペースも考えます。家具を置くスペースも必要ですが、歩くスペースがとれるかも大切です。また、ベッドのサイズによっては搬入経路があるかどうかの確認も必要です。
ベッドサイズの種類

ベッドに寝る人にとっての最低限必要な幅がわかったところで、実際のベッドサイズの種類について知りましょう。幅だけが異なるメジャーなサイズの他に、特殊なベッドサイズもご紹介します。
メジャーなサイズは6種類
ベッドサイズには、よく知られている6種類があります。
・セミシングルサイズ
・シングルサイズ
・セミダブルサイズ
・ダブルサイズ
・クイーンサイズ
・キングサイズ
これらのサイズは、縦の長さは全て同じ195cmで幅のみがそれぞれ異なっています。縦の長さが問題なければこの5種類から選べばよいということになります。
身長に合わせて長さも選べる
ベッドサイズは一般的に幅の長さのみが異なっていますが、特殊サイズのベッドもあります。身長が高い人におすすめのロングサイズと子どもや小柄な女性におすすめのショート丈があります。
背が高い人におすすめのロング丈
ロング丈のベッドは、通常のものよりも縦の長さが約12センチ長く作られています。
身長が175cm以上の方は、ロング丈のベッドを選ぶとより快適な睡眠を実現できます。ベッドの縦の長さの目安が身長に15cmプラスした長さだからです。
子どもや小柄な女性にはショート丈も
ショート丈ベッドは小柄な女性や子どもにおすすめのベッドです。
一般的なベッドの長さが195cmであるのに対して、ショート丈ベッドは180cmと15cm短いです。15cmの差しかないと思われがちですが、ワンルームマンションなど狭めの部屋でもベッドを置きたい人には大きな差です。搬入や模様替えが簡単で省スペースです。
ベッドサイズの種類と選び方

続いてベッドサイズの種類と選び方を詳しく見ていきましょう。それぞれの種類がどんな方におすすめなのかも併せてご紹介します。
セミシングルサイズ(幅80~90cm、縦195cm)
セミシングルサイズのベッドはあまり聞きなれないベッドサイズかもしれません。
こちらは一人暮らしのワンルームマンションや子ども用のベッドとして作られたベッドのサイズです。
スペースを有効活用することができますが、幅が狭いので寝返りが打つことが難しいという人もいます。身長が低めの方や体形が華奢な女性、また2台並べて使いたいという方におすすめです。
シングルサイズ(幅97cm、縦195cm)
シングルサイズは一般的な一人暮らしの方や6畳以下のワンルームに住んでいる方におすすめです。
また、一人用のベッドを探しているもののすぐに決めたいという人にもおすすめです。搬入がしやすくて、設置後も移動がしやすいのが特徴です。また、8畳以上の広さがあれば2つ並べて使うとキングサイズよりも大きくなり、将来的に分けて使うことも可能です。1人で使うものの寝返りが多い方には、セミダブル以上のベッドサイズがおすすめです。
セミダブルサイズ(幅120cm、縦195cm)
幅120cmあるセミダブルサイズは1人でゆったりと寝られる広さのベッドサイズです。
シングルではちょっと物足りないという方や、寝相が悪い方、リラックスして寝たいという方におすすめです。
2人で寝ることも可能ですが、寝ていると隣の人の動きが気になってしまう可能性もあります。1人暮らしでセミダブルを選ぶときには収納付きのものを選ぶと、省スペースと快適さが両立できますよ。
ダブルサイズ(幅140cm、縦195cm)
ダブルサイズのベッドは海外ではツインルームに1人用のベッドとして採用されていることが多いベッドサイズです。
1人でゆったりと寛ぐのにおすすめの広さで、2人で寝るのに最低限の幅が確保されるサイズでもあります。
2人でゆったりと寝るにはクイーンサイズ以上の幅があったほうがよいのですが、部屋の広さとの兼ね合いでどうしてもという場合はコンパクトな2人用ベッドとしてダブルベッドを選ぶ方もいらっしゃいます。ここで注意したいのが、ダブルベッドの幅は、シングルベッドの幅の2倍ではないということです。あくまでも目安の幅から考えてベッドサイズを選びましょう。
クイーンサイズ(幅160cm、縦195cm)
ベッドのクイーンサイズは大人2人で寝ても十分なスペースが確保できます。
広々としたベッドで寝たいという夫婦におすすめのベッドサイズです。また、子どもの年齢が小さければ夫婦と一緒に寝ることも可能です。
しかし、日本の一般的な住居の間取りでクイーンサイズのベッドを置くと、それ以外に家具を置いたり通路を確保したりするのが難しいことも多いです。
キングサイズ(幅180cm以上、縦195cm)
ホテルのスイートルーム用のベッドに採用されることもあるキングサイズのベッドは、かなりのスペースを取ることから需要としては多くありません。キングサイズのベッドはスペースをとるだけでなく、搬入経路も十分な広さを確保する必要があります。
家族3人でゆったりと寝たい人におすすめです。
もしキングサイズよりも幅が広いベッドが良い場合は、シングルサイズまたはセミダブルサイズを2台つなげて使うのがおすすめです。
おすすめの商品
新しいベッドを選びたい方におすすめの商品を5つご紹介します。一般的な長さのものに加えて、ロングサイズのベッドや、連結したり分割したりして使えるタイプのベッドもあります。今後の参考にしてください。
すっきり片付く 大容量収納ベッド 引出し4杯付 (シングル)
1人暮らしにぴったりの引き出しが4杯ついたシングルサイズのベッドです。ベッドの上に布団を敷くことができるので、マットレスを購入する必要がありません。初めの1人暮らしでお金をなるべくかけたくない方におすすめです。引き出しは4杯と2杯、引き出しなしの3通りから選べます。
しっかりと身体を支えて軋みを軽減する 頑丈ひのきベッド(セミダブル)
セミダブルサイズのベッドで頑丈さを重視したい人におすすめです。島根県産と高知四万十産のひのきを使用しています。こちらはベッドフレームのみの商品なので、購入の際はマットレスも一緒に購入しましょう。ベッドの軋みが気になる人や、夫婦や家族で利用したいという方におすすめです。
開放的な気分 フロアベッド モダンライト・コンセント付 (ダブル)
モダンライトとコンセントがついたこちらのダブルサイズのベッドは、部屋が広く見えて開放感があると人気の商品です。ベッドのサイドについているモダンライトは、間接照明のような落ち着いた雰囲気を演出することができます。
家族で川の字スタイル 連結ローベッド (連結タイプ)
「家族で川の字になって寝たいけれど、ベッドが良い」というファミリーの願を叶えるのが連結ローベッドです。こちらのタイプは布団を敷いて使うベッドなので、ベッドを購入する際にマットレスを新しく買う必要がありません。子どもの成長に合わせて分割して使うこともできて便利です。
移動がラクラク 分割式マットレスベッド(シングル)
最後に分割式のマットレスベッドのご紹介です。通常のベッドだと長さもあり、搬入や模様替えの際に移動が難しかったりしますよね。こちらのベッドは分割式になっており、移動もスムーズに行えるのが魅力なんです♪ベッド同士を布テープで連結できるのでズレる心配がありませんよ。
まとめ

ベッドのサイズについてご紹介しました。寝る人数や体格、身長などに合わせて選ぶことがぴったりのベッドのサイズを選ぶコツです。また、ベッドを置くスペースも購入前によく確認しましょう。ベッドのサイズを正しく知ってぴったりのベッドを選んでくださいね。