色彩や配色の原理を学んだところで、ついに実践!色彩計画をしてみましょう♪緊張しますでしょうか…?いえ、そんな必要はありません!いろいろと理論的な知識を勉強しましたが、そもそもカラーコーディネートに正解はありませんので(と、個人的には思っています)、自分がワクワクしたり居心地が良いと思えればそれでいいんです。
ではでは、おしゃれなお部屋の実例を見ながら、楽しく色彩計画を立てていきましょう~!
目次
淡いトーンで統一した実例
こちらの写真を見てまず目に飛び込んでくるところはどこですか?筆者は奥の壁と出窓です。色彩の原理から解説すると、ライトグレイッシュトーンのブルーの壁と出窓から入ってくる光、その明暗の差が大きいため印象に残りやすいんです。この壁側がまさに「フォーカルポイント」となっています。また、奥にある壁が後退色であることから、部屋が広く見える効果があることがわかります。
このお部屋のベースカラー(基調色)は白とベージュですね。壁やテーブルなどに白、床やシェルフ、椅子などにベージュ(木)を使い、部屋の面積の大部分を占めています。ベースカラーは調和しやすい白やベージュ、グレーなどが一般的です。
アソートカラー(配合色)はアクセントクロスとソファに使われたライトグレイッシュブルー。白とベージュのナチュラルな雰囲気に落ち着きを加えていますね。さらに同じ明度のグレーをファブリックで取り入れて調和をとっています。
アクセントカラー(強調色)としては、アートフレームの黒と植物の緑が挙げられるでしょうか。ピリッとした細い黒と、生命力を感じる鮮やかな緑がメリハリを効かせています。
このように、トーンや明度が統一されていながらも少しのアクセントカラーで引き締めると全体がぼやけませんよ♪
補色を使いこなした実例
こちらはたくさんの色を使ったにぎやかな子供部屋です。雲のモチーフとブランコのようなベッドが印象的ですね。
ベースカラーは白。住宅の多くは白い天井と壁、茶系(木目)の床ですから、この辺はセオリー通りですね。つまりインテリアを作る上でベースカラーはあまり考慮しなくてよさそうですね。
アソートカラーはベッドやキャビネットのライトブルー。真っ白な調和の中に少し変化を付ける役目を果たしていますね。
そしてここに注目!鳥のオブジェにアクセントカラーとして黄色が登場していますが、この黄色こそが青と補色関係なのです!補色同士を組み合わせることでお互いに引き立て合い、きれいなコントラストが生まれていますね。
鳥のオブジェには自由な色使いがされていると思いきや、家具に使われている青、が入っています。これもおしゃれなカラーコーディネートの鉄則ですよ。
そしてさらにピンクが入っていますが、ピンク・黄・青はトライアド配色での組み合わせと一致します!
色彩の観点からインテリアを見ていると、ピースがはまっていくように完成されていてなんだか気持ちよくないですか?!そこにさらに素材感や照明計画を加えていって完成度が高まる、ということなんですね~。
3色相をナチュラルに配色した実例
こちらのお部屋もベースカラーは同じく白とベージュ。注目すべきは緑・黄色・赤の3色を使っている点です。緑と赤はクリスマスカラーとして知られているように、2色で配色すると少し特別感のある印象になってしまいます。季節感を出したいときにはぴったりですが、普段使いするなら黄色も加えましょう。
赤も緑も、色相環で見ると黄色とは隣り合っていて類似した色といえます。つまり、緑と赤の間の距離を黄色がうまく縮める役目を担い、調和の取れた配色ができますよ。自然の木のポスターを飾ることでリラックス感もアップ。自然素材が調和しやすいということもわかります。
【まとめ】とにかく沢山の実例を見よう
今回は3つの実例をご紹介しながら色彩計画を学んでいきましたが、具体的なイメージが沸きましたか?まだまだたくさんの実例を見ながら実践を積んで、カラーコーディネートの達人を目指しましょう♪
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