ベッドを1台ずつ買ったものの、やっぱり一緒に寝たいというときに「ベッドを並べて使う」という選択肢があります。ただ並べただけだと寝ているうちにベッドがずれてしまったり、隙間が開いて足を挟んでケガをしてしまったりします。本記事では、ベッドを並べてつかうときのマストアイテム「ベッド連結金具」についてご紹介します。
ベッドを連結する金具とは
ベッドを連結するための金具をご存知でしょうか?文字通り、2つのベッドを連結するための金具です。ベッド連結金具とはどのようなものなのか、なぜ必要なのかをご説明します。
快適な連結ベッドを作るアイテム
ベッド連結金具は、2台のベッドを連結して固定するための金具です。2台のベッドを並べただけだと、使っているうちにどうしてもベッドフレームがずれてしまいます。
ただ並べるときよりも格段に一体感のあるベッドを作れる金具です。
2台以上のベッドを1台のベッドに
連結金具を使ってベッドを連結すると、2台以上のベッドを1台のベッドとして使うことができます。大きなサイズのベッド1台を使うときと違ってスペースによってマットレスが変えられるので寝心地を変えることができます。
また、マットレスが違うことで隣の振動が感じにくくなり、快眠につながります。
簡単に取り外しができる
ベッドを連結金具で連結して使うと、必要に応じて簡単に取り外しができるのも魅力です。家族の成長やライフスタイルの変化に応じて連結を外すときも、ネジやパーツを外すだけなので簡単です。
ベッド連結金具の種類
ベッドをつなげて使うのに必須なのが、ベッド連結金具です。ベッド連結金具はベッドのタイプによっていくつか種類があります。ベッド連結金具の種類をご紹介します。
コの字型
ベッドのメーカーによってはベッドのサイドや足元のフレームをコの字型の金具にはめ込んで固定することがあります。取り付けがとても楽なので、初心者でも安心です。ただ、幅を調整することができないため、コの字型のベッド連結金具を使用できるものは限られています。連結させたいベッドに合うかどうか事前に確認しましょう。
キーロック型
後から取り付けられるベッド連結金具のひとつにキーロック型があります。凹凸のある金具をペアになるように各ベッドに取り付けて使用します。突起のある金具をもうひとつの金具の穴に引っ掛けて固定するとベッドが連結できます。ベッド購入後に取り付ける際は、ずれないように注意しましょう。
直付け型
取付け方法が簡単でベッドの種類もそれほど考えなくてよいのが、直付け型のベッド連結金具です。こちらは連結ベッドとして販売されているベッドの付属品としてついていることが多いもので、穴が開いた金属のプレートを連結したいベッドに釘を使って固定します。取り外しも簡単でおすすめです。
ベッド連結金具を使うメリット
2台以上のベッドを並べて使うときに連結金具を使用すると、1台のベッドのように一体感のあるベッドとして使うことができます。ベッド連結金具を使うメリットについてさらに詳しくお伝えします。
ベッド同士の隙間がない
ベッド連結金具を使う最大のメリットは、ベッド同士の隙間がないことです。ベッドを並べただけでは、使ううちにベッドがずれてしまい、知らないうちにベッドフレームが歪んでしまうこともあります。
ベッドの間に隙間を作らないことで、快適に眠れるのはもちろんのこと安全性も保つことができます。
並べたベッドが固定できる
横に並べたベッドが固定できると、1台の大きなベッドとして使うことができます。
金具を使用するので並べただけの状態よりもしっかりと固定して使用できます。使用時のゆれなどによってずれる心配がありません。
マットレスがずれない
ベッドを並べて使うときにマットレスをベッド2台分のサイズを使用するというケースがあります。そのときに連結金具を使用していないとマットレスの土台となるベッドフレームがずれてしまい、マットレスもずれてしまうといった現象が起きます。
マットレスがずれてしまうと当然ながら寝心地も悪くなってしまうので、ベッド連結金具を使ってマットレスが一枚でも複数枚でもずれないようにするのはとても重要です。
必要に応じて連結と分割ができる
ベッド連結金具を使うもうひとつのメリットとしては、必要に応じて連結と分割ができることです。1台の大きなベッドだとサイズを変えることは当然ながらできません。しかし、ベッドを連結して使えば、タイミングや好みに応じてベッドを分割することができます。
特に狭い通路で大きなベッドの搬入が難しいマンションなどの場合は、一人用のベッドを連結して使えば搬入も搬出も模様替えも簡単です。
ベッド連結金具を使えるベッド
複数のベッドを1台のベッドとして使うのに取り入れたいベッド連結金具。しかし、どのベッドでもただ連結すればよいわけではありません。ベッド連結金具を使えるベッドとはどのようなベッドなのかをご紹介します。
ヘッドボードや足元の側面が平ら
まずは、連結させたいベッドのヘッドボードや足元の側面が平らであることが重要です。連結したい部分に凹凸があると金具で固定してもベッド同士の間に隙間ができてしまい、安全性だけでなくベッドフレームのゆがみにもつながります。
あらかじめあるベッドと連結させたい時は、両方とも平らであることを確認しましょう。
フレームとマットレスの間に隙間がない
ベッドを連結するときに見るポイントのひとつに、フレームとマットレスの間に隙間がないことが大切です。フレームとマットレスの間に隙間があると寝ているときにマットレスがずれてしまいベッド同士の間に隙間ができてしまいます。
隙間があると足が挟まってけがをする恐れがあります。マットレス同士の間に隙間隠しのアイテムを使うこともできますが、まずはそれぞれのベッドのフレームとマットレスに隙間がないことを確認しましょう。
フレームのつくりが丈夫
ベッドを連結金具で連結するとベッド同士が固定されますが、フレームの造りが弱いと使用しているうちにフレームがゆがんだり破損したりする恐れがあります。
もともと連結できるように設計されているベッドなら問題ありませんが、特にフロアベッドやローベッドで組み立て式のものは比較的フレームの造りが弱いこともありますので注意しましょう。
連結を前提にしたベッド
ベッドを連結金具で固定したい場合、ベッドを全て新しく購入する人におすすめなのが連結ベッドです。連結することが前提になっているので、金具が購入時から付属品としてついています。
フレームの強度をはじめとした構造が全体的に連結して使えるようになっているので安心です。
おすすめの連結ベッド5選
ベッドを並べて使うことを前提とするならおすすめの連結ベッド。連結ベッドにはベッドフレームの材質や高さなど様々な種類があります。おすすめの連結ベッドを5つご紹介します。
選べる2タイプ コンパクトに収納できる連結ファミリーベッド
大きなベッドを置くときに気になるのが、部屋全体の収納スペースです。ベッドを置くだけでも場所をとるので、部屋によっては収納家具を置くとかなり狭くなってしまうこともあります。そんなときにおすすめなのが、収納がたっぷりついている連結ベッドです。ベッドのタイプによりますがサイドや足元に引き出しや収納スペースがついているので、家族の衣服をすっきりまとめることができます。
並べて大きな1台に ライト・コンセント付大型連結フロアベッド
こどもが小さいうちは、ベッドからの転落が心配です。フロアベッドなら寝相が悪くてベッドから落ちてしまっても大きなけがの心配がありません。また、ベッドの高さが低いので部屋が広く見えるのも魅力です。ベッドパッド一体型のボックスシーツが付いているので、連結ベッドをより一体感のあるものにしてくれます。また、おしゃれなライトやコンセントもついているので非常便利な商品です。
こだわりの安心設計 家族が一緒に寝られる天然木ファミリーベッド
部屋の雰囲気に合わせたベッドを選びたい人におすすめなのが、天然木の連結ベッドです。やさしい木の風合いをたのしむことができるので、小さな子どもがいるファミリーに人気です。しっかりと金具で連結するので、ベッド同士が離れることがありません。また、マットレスとフレームとの隙間も少なくて高さも低めなので小さい子どもにも安心です。
ライフスタイルに寄り添う ずっと使える2段ベッドにもなるベッド
連結ベッドの中には、子どもの成長に合わせて二段ベッドになるものもあります。子どもが小さいうちはシングルサイズのベッドを連結させてワイドキングサイズベッドとして使い、大きくなってきたら子ども用の2段ベッドとして使うことができます。また、子どもが個室で寝るようになったらシングルベッドとして使えます。ヘッドボードや足元に棚があるため、小物や本を整理して収納することも可能です。
暮らしをより良く 大型跳ね上げすのこベッド
ベッドに収納があるのは便利なのですが、ベッドの周りに引き出しを開けるためのスペースが必要になります。収納が跳ね上げ式のベッドなら、マットレスの下が丸ごと収納になっているので、圧倒的な収納力で出し入れが楽です。また、デザインがシンプルモダンなので、どんなインテリアにも合います。ベッドもおしゃれにしたいという方におすすめです。
まとめ
連結金具を使ってベッドを固定すると便利なだけでなく、並べるだけのときよりも安全性や快適さが向上するのでおすすめです。また、家族設計に基づいて大きなサイズの連結ベッドを一つの候補として検討してみるのも良いでしょう。