棚とコンセントが付いたチェストベッドで私は収納美人

私の部屋は、４畳半です。
でも、兄弟が多い家で、末っ子となれば、それは仕方のないことです。

それでも家は新築で、真新しくて、とても素敵です。
それぞれに与えられた空間を、どういうふうに使うか、それは個人の自由なのでした。

姉と兄は、早々に、ベッドや収納家具などを、買い揃えました。
２人とも、８畳と７．５畳の部屋なので、あまり何も考えずに決めた様子でした。

しかし、私の場合は、４畳半の広さしかありません。
でもそれは、私に与えられた試練だと思って、考えに考えることに決めました。

インターネットで調べ、町の家具屋さんに出かけ、あれもこれもと欲張って見て回りました。
そして漸く、これだ！…というものを見つけたのです。

それが、棚とコンセントの付いた、チェストベッドでした。
サイズはシングルの、収納美人というベッドでした。

ベッドの大きさは、幅１０１センチ×長さ２１５．５センチ×高さ８０センチです。
たっぷりとした収納が付いていて、その上さらに、棚とコンセントまであるのです。

これ以外にはない…そう判断して、私は、そのベッドを購入しました。
思った通り、それは自室にぴったりでした。

いくら私の狭い部屋でも、この収納美人ベッドしか置かなければ、とても広く感じます。
実際に、ベッド以外の空間は、姉や兄の部屋に比べて、私の部屋が一番広いのでした。

しかも、収納は完璧でした。

深型収納と、長物収納と、浅型収納が付いているので、私が所有している物すべてを
仕舞ってっも、まだ余裕があります。

衣類も、バッグも、本もＣＤもＤＶＤも、何でも入ります。
まるで魔法の様なこのベッドのお陰で、私の部屋は、広々としています。

「お、すげえな」
１ヵ月間も考えていた私が、ようやく買い入れたベッドを、兄が見に来ました。

「あら、本当にいいじゃない」姉が、少し羨ましそうにいいました。

私は大満足で、さっそく次の日曜日に、友人の亜由美を招待することに決めました。

2012年2月9日 / タグ：[ チェスト, ベッド, 収納 ]