不眠は何科にかかればいいの?(その2)

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睡眠を知って、睡眠を得る

不眠は何科にかかればいいの?(その2)

「睡眠障害専門外来」の治療はまず問診ですが睡眠の程度や
現在の精神状態から不眠の原因、さらに不眠の種類を追求していきます。
口頭の場合もありますが、受診する前にあらかじめ記入した
問診票や睡眠日記などを提出する場合もあります。

いずれにしても自分の睡眠の現在のありのままの状態を医師に伝えるのが
重要で、医師はそれを元に診療方針を決定していきます。

その後に睡眠ポリグラフィー検査ですが、現在のところこの検査の設備が
整っている病院は数少なくまだまだ知る人ぞ知るマイナーな検査です。

睡眠ポリグラフィーの検査とは、睡眠時の脳波、
呼吸をはじめ、あごの運動、脚の運動、眼球運動(レム睡眠およびノンレム睡眠)、
心電図、酸素飽和度、腹壁の運動、胸壁の運動までもを記録します。
この検査はたいていの場合1泊入院で行われ、その場合の費用は30,000円ほどです。

会社員の場合、会社が終わった時間から病院に入りベッドに横になって
その日のうちに装置をつけて一晩休むので会社を休まなくていい、という利点があります。
睡眠ポリグラフィーの検査は不眠だけでなく、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシー
の検査も兼ねています。睡眠の長さや深さを調べるだけでなく、質までをしっかりと
検査してもらうことが可能です。

特に一人暮らしの不眠に悩む人でいびきや無呼吸などを指摘してくれる人がいない
などという場合、昼間の眠気などの異常を感じたら受診してみられるのをおすすめします。

2012年2月16日 / タグ:[ , , ]