日曜日の爽やかな朝はローベッドで

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ベッドと私の楽しい関係

日曜日の爽やかな朝はローベッドで

私が新しく買い入れた、ローベッド。
床板は、通気性の良い、すのこを使っています。

マットレスはふかふかで、まるで雲の上に乗っているような寝心地です。
色はナチュラルで、部屋は勿論、周囲の家具にも自然と溶け合っています。

そんな部屋と、家具に囲まれて、私は本当に幸せ者です。
日曜の朝、私は最高の気分で、そのローベッドの中で目覚めます。

大きな出窓の透き通った窓ガラスからは、朝陽が優しく注ぎ込んでいます。

庭の木々では小鳥たちがさえずり、その鳥たちが木から木へと飛び交う音が、
そのさえずりに混じって、私の耳に聞こえてくるのです。

…と、突然、誰かが私の部屋のドアを開けました。
一度のノックもなしに、乱暴にドアを開いたのです。

「誰?」と、私は不機嫌な声で、そういいました。
せっかくの日曜の朝の気分を台なしにするなんて、有り得ないことです。

例えそれが私の両親であっても、私は絶対に我慢できません。
言うときはキチンと言っておかないと、今後同じようなことが起きないとも限らないのです。

「ノックぐらいしてよ」私は、ベッドの中で、上半身だけを持ち上げました。
すると、その誰かが、それからトントンとドアをノックをしたのです。

「んもうっ」とふり返ると、それは姪でした。
姉の子どもの静香だったのです。

静香は、まだ3歳になったばかりです。
だから、分かることと、分からないことがあります。

…というよりも、まだまだ分からないことの方が多いのです。
「ここに入って来ちゃだめよ」私は、平静を装っていいました。

しかし、理解できないのか、返事はありません。
静香は、私のベッドの上に飛び乗ってきました。

「痛い!」私は、大声を上げました。
でも静香は知らんぷりです。両手で掛け布団を掴むと、ずるずると引っぱり始めました。

「止めなさい静香」と、幾らいっても、止めようとしません。
掛け布団と毛布をベッドから引きはがすと、静香は、ドアのところへ戻りました。

「おきなさいって、お婆ちゃんがいってた」
静香はいい、それから再びドアをトントンとノックして、部屋から出ていきました。

2012年1月12日 / タグ:[ , , ]