TOP > ベッドスタイルコラム > 睡眠を知って、睡眠を得る > 不眠について(その1)
ベッドと睡眠は密接な関係がありますが、ベッドがいくら進化しても不眠気味の人は減らないようです。
では「不眠症」の人は現代にはとても多いようですが、どういう症状を言うのでしょう?
不眠症の症状とは目覚めた時にだるさや、眠気があり、日常生活に支障をきたしてしまう程度によって判断されるので決して睡眠時間の長さだけで判断してはいけません。
日本睡眠学会の定義ですとその定義はは以下のようになります。
普段から寝つくのに2時間以上かかる「入眠障害」寝ついたと思っても夜中に2回以上目が覚めてしまう「中間覚醒」朝起きたときにぐっすり眠った感じがしない「熟眠障害」、正常な時よりも朝2時間以上早く目がさめてしまう「早朝覚醒」、などです。
この症状が週に2回以上見られ、なおかつ1ヶ月以上続くと「不眠症」です。それ以下の人は「不眠症」とはまだ言えません。そしてさらに、それらの症状のおかげで社会生活または職業的な機能が妨げられて居ることも判断条件になります。
ちなみに巷で「不眠症」と混同されるものに「睡眠障害」があり、それは睡眠が量的にも質的にも障害されることを言います。大きく分けて睡眠異常、睡眠時随伴症、内科・精神科的睡眠障害があります。
睡眠異常には内因性、外因性、概日リズム睡眠障害があり有名なものではナルコレプシー、むずむず肢症候群、睡眠時無呼吸症候群があります。