今使っているベッドの軋みが気になっていませんか?あの「ギシギシ」という金属音は、静かだとやけにうるさく感じますよね。意外とよく響く音ですし、自分の部屋だけでなく、両隣や上下にも聞こえてしまっているかもしれません。
一体、何がベッドを軋ませる原因となっているのでしょうか?この記事では、ベッドの軋みの原因と対策についてまとめていきます。
目次
ベッドの軋みの原因となる7つのポイント
- 金具が擦れて軋む
- 接続面がすり減って軋む
- 床板が歪んで軋む
- マットレスのコイルが劣化している
- マットレスがベッドからはみ出している
- ベッドフレームそのものが軋んでいる
- フローリングが軋んでいる
金具が擦れて軋む
ベッドが軋む時、考えられる原因の一つとして金具の擦れがあります。金具の擦れは、どちらかというと金属製のパイプベッドフレームに多いです。
普段はあまり気にしないと思いますが、ベッドは毎日長い時間私達の体重を支えていますよね。しかもただ寝ているだけではありません。寝返りを打ったり起き上がったりもしています。さらに、床から乗り降りもしますから結構な負荷がかかっているのです。
対策としては、まずフレームをくっつけている金具の掃除をすることが大切です。金具の汚れを拭き取ってから、再度取り付け、動かないようにしっかり付けるのがポイントです。
接続面がすり減って軋む
金属製とは異なり、木製フレームのベッドは床との接続面がすり減ったことで軋む可能性が高いです。重くて大きい家具なので仕方がないことですが、ベッドは長い期間使っているうちに、床面に接する部分が磨耗してしまいます。ねじを強く締めれば解決しますが、減った部分が多いとそうもいかないのが問題です。
ねじの締め直しだけで解消しない時は、すり減った箇所にフェルトを貼ることで磨耗を補うことができます。
床板が歪んで軋む
実はベッドの床板も軋みの原因となります。床板が歪むことで、あの「ギシッ」とした音が出ることがあるのです。
その理由としては、床板は荷重がかかりやすいという点が挙げられます。その上、湿気も吸収するため、時々手入れしないとますます歪んでしまいます。ベッドは基本的に長年使うものですし、音を放置していると歪みはさらに大きくなり、軋みも比例して悪化していきます。
床板に原因がある場合は、床板とフレームの間に滑り止めのフェルトを挟むと良いでしょう。
マットレスのコイルが劣化している
長年使用しているマットレスは、コイルが劣化していき、ベッドの軋みの原因となっている可能性があります。一度、寝返りを打って音をチェックしてみることをおすすめします。
コイルの劣化は、毎日同じ部分に荷重がかかり続けることが原因です。寿命を伸ばすためにも、定期的にマットレスの上下裏表をローテーションすると良いでしょう。マットレスのローテーションは、ホテルのベッドでも行われているため、参考にしてみてください。
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マットレスがベッドからはみ出している
マットレスが劣化していなくても、軋み音が鳴ることがあります。マットレスがベッドからはみ出している場合です。フレームがあるベッドなら、マットレスは固定されてずれにくくなります。しかし、フレームなしのベッドでは押さえるものがありません。従ってマットレスをただ床板に乗せただけのベッドは、マットレスがずれやすいです。
マットレスには体圧分散の役目がありますが、上手く固定されていないと効果を発揮できません。マットレスがずれやすいベッドでは、寝ている時の負荷に偏りが出るため、嫌な軋み音の原因となっている可能性があります。
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コイルがひとつひとつ独立した構造のため、身体の凹凸への細やかなフィット感が感じられ負担の少ない理想的な寝姿勢をつくってくれる特徴があります。さらにこちらのマットレスでは、コイル同士の接する部分が少なくなるよう設計されているため、よりコイルの独立性が保たれコイルの型崩れや劣化もしにくく通気性の確保もされた構造になっています。
ベッドフレームそのものが軋んでいる
ベッドの軋みは、ベッドのフレームそのものが原因となっているケースもあります。
確かめるには、ベッドの床板やマットレスを一旦外します。その状態でベッドフレームを軽く揺さぶり、この時にベッドのパーツが外れそうならねじを締め直す必要があるでしょう。
ベッドに振動や重さで負荷がかかるとねじが緩むことがあるため、全てのねじをきっちりと締め、再度フレームを揺さぶります。この作業で不快な軋み音がしなくなれば問題解決です。
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フローリングが軋んでいる
最後に、ベッドではなくフローリングに原因がある場合です。洋室でカーペットなどを敷いていない、フローリングだけの部屋にベッドを直に置いていると、ギシギシ音が出やすくなります。ベッドに原因が見当たらないなら、フローリングが軋んでいると考えて良いと思います。
確認方法は、ベッドの周りを歩いた時にミシッとした音がするかどうか確認することです。もしも床が軋みの原因なら、ベッドを移動させるか、ベッド下に防音パネルなどを設置すると多少は改善されるでしょう。
まとめ
ベッドの軋み音は、ベッドフレームやマットレスなどベッド自体に原因があるものと、フローリングに原因があるものとに分かれます。
原因によって対処の仕方が異なるため、自分のベッドの軋み音はどれが原因なのかを調べておくと良いです。また、部屋に物が散乱していると、軋み音のチェックはしづらくなります。一度室内を片付けてベッド周りをきれいにしてから、確認を行うことをおすすめします。軋みに早い段階で気付けば、ベッドの劣化や音のトラブルを未然に防ぐことに繋がります。ベッドは毎日使うものですし、長く良い状態を維持したいものですね。