マットレスのクリーニングって聞いたことがありますか?
通常のクリーニングは衣類などを送ったり、持ち込んだりするイメージがありますね。ところが、マットレスのクリーニングは、「自宅に出張してくれて、その場でクリーニングしてくれる」迅速なサービスです!
本記事では、マットレスのクリーニングはしたほうがいいのか、実際には何をするのかなどなど、疑問を解決していきます。
目次
マットレスが汚れたままだと…
業者を呼ぶなんて、そんな大掛かりなことする必要あるの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。それでは、マットレスをお手入れしないことによってどんな影響があるのか、ご説明いたします。
アレルギーの原因
実はマットレスには、想像しているよりも多くの物質が付着しており、ハウスダストやアレルギー反応の原因となっていることもあります。
マットレスにホコリやダニなどがいる場合、寝ながら吸い込んでいる可能性もあります。体内に蓄積されると、アレルギー反応となって喘息などにつながる恐れもあります。
カビの発生
マットレスは通気性が良い分、汗を染み込んで排出しています。しかし十分に排出されない場合、マットレスの内部は湿気が溜まり続けます。気づいたらマットレスの裏面にカビが生えていたということも。マットレスにとどまらず、ベッドフレームやフローリングにまでカビが生えてしまっては大ごとです。
上記のことから、マットレスは定期的にクリーニングしたほうが良いと言えます。
クリーニングをするとどんな効果がある?
インフルエンザウイルスを始め、大腸菌やブドウ球菌など、生活空間の中には700種類以上の菌が存在しています。もちろんマットレスに付着する可能性もあります。
日本の分析センターが測ったところ、専門の除菌材でクリーニングを行うと、24時間経過しても大腸菌やブドウ球菌が検出されません。ですが、菌がついたまま24時間放置していた場合、大腸菌が98倍、ブドウ球菌が6倍にも増加していたことが判明しました。対策をしない限り、いちど細菌がつくと繁殖を続けてしまうのが、菌の厄介なところ。
さらに、マットレスをクリーニングすることにより、こうした除菌効果に加え、消臭効果があることも実証されています。
クリーニングの内容は?
マットレスクリーニングの流れはこのようになっています。
掃除機で表面のゴミ、ホコリを吸い取る
↓
スチーム洗浄でダニを死滅させる
↓
バキューム洗浄で汚れやシミを吸い取る
↓
乾燥機で乾燥させる
100度の業務用高圧スチームを使い、マットレスの内部まで隅々洗浄します。ダニを徹底的に退治した後、バキュームで汚れと一緒に排出。最後はマットレス用の乾燥機を使って乾燥してくれます。
作業は2~3時間程度で終わることがほとんどです。
作業後、室内のエアコン(ドライ)をかけておいたり、風通しを良くしておけば、数時間で完全に乾燥させることができます。なので、日中にクリーニングしてもらったら、その日の夜には通常通り使用することができますよ。
クリーニング料金の相場は?
マットレスクリーニングの料金の相場はこのようになっています。この料金は片面クリーニングの場合です。両面クリーニングする場合は、下記の1.5~2倍の料金を目安にしてください。
シングル | 8,000~15,000円 |
セミダブル | 9,000~17,000円 |
ダブル | 10,000~19,000円 |
クイーン、キング | 11,000~22,000円 |
複数の業者から見積もりを取ったり、一度に2台以上のマットレスをクリーニングしてもらうことで、コストを削減することができますよ。
また、出張形式であることから、自宅から近い業者だとガソリン代分お値引きしてくれる場合もあります。
クリーニング依頼前に確認すること
片面か両面か
片面だけをクリーニングする場合と両面クリーニングする場合は、当然お値段も作業時間も変わってきます。
マットレスの素材
マットレスの中にはクリーニングできない素材もあります。低反発ウレタンやラテックスは、対応していないところがほとんどなので注意しましょう。
クリーニングをする頻度は?
目安として2年に1度のクリーニングが推奨されています。
目に見えないカビやほこりの上で眠る事は健康にも良くありません。マットレス新しく買い直すと高いお金がかかるため、クリーニングをしながら汚れに対応していく方が現実的でしょう。
また、夏場などはダニ対策のためクリーニング業者が忙しくなっています。依頼をする場合は早めに日程の調整をすることをおすすめします。
クリーニングの頻度を減らすポイント
出来る限りコストを抑えたい!という方は、普段からマットレスへの汚れを防ぐ工夫が必要です。例えば、寝具で汚れを防ぐ方法があります。マットレスを汚れから守ってくれる寝具には、下記のようなものがあります。
- ベッドパッド
- 敷きパッド
- ボックスシーツ
- 除湿シート
- マットレスプロテクター
- マットレストッパー
ベッドパッドやマットレストッパーは、汚れを防ぐだけでなく寝心地アップにも役立ちます。
一度クリーニングした後に、このような寝具を使うとキレイが長持ちしますよ!
まとめ
クリーニングをすれば、マットレスが新品のように清潔な状態に蘇ります。自分のお手入れでは限界があるため、プロに頼んでまっさらな心地の良いマットレスにしてみてはいかがでしょうか。
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