子供は大人よりもたくさん寝汗をかきますよね。その寝汗は布団にカビ・ダニが発生する原因になってしまいます。しかし布団のお手入れや毎日布団を干すのは大変。そこで、子供が寝る布団をカビ・ダニから守る方法と布団のメンテナンス方法・おすすめの布団をご紹介していきます。
布団にカビ・ダニが発生する理由
布団にカビやダニが発生してしまった経験はありませんか?なぜカビやダニが発生するのかその理由を見てみましょう。
汗による湿気

カビやダニが発生する要因に1つに「湿度が高いこと」があります。湿度が「65%」でカビが生えやすいと言われており、布団は子供の寝汗などで湿気が溜まりやすい場所です。大人でも寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われており、汗の湿気が布団にこもって湿度が高くなってしまいます。
髪の毛やほこりなどが栄養となる

そして、湿度が高い状態に重ねて布団にはカビやダニの栄養となる髪の毛やほこりなどがたくさんあります。夜になると日中に出た空気中のホコリが布団に落下しますし、寝ている間に髪の毛が抜けたり皮脂やフケなどが布団に落ちてしまいます。
暖かい温度

湿度・栄養ともう1つ「温度」もカビやダニが発生しやすい条件となります。「20~25度」がカビにとって居心地のいい温度と言われており、寝ている間の体温で布団の中が温まった状態ではカビやダニが発生しやすくなっています。
カビ・ダニが発生した布団の危険性
カビやダニが発生した布団にはどのような危険があるのでしょうか。
かゆみ・痛みが出る

ダニに刺された経験のある方も多いと思いますが、刺された場所は赤く腫れて1~2日後に強いかゆみに襲われ1週間ほど続きます。布団に発生するダニの多くはチリダニと呼ばれるもので人間を刺しませんが、チリダニをエサとするツメダニやイエダニは刺します。子供はついついかきむしってしまうこともありますよね。そのため、ダニが発生しないよう布団を清潔に保つことが大切です。
咳やアレルギーを誘発する

カビの中には咳やアレルギーの原因になるものがあります。空気中にカビの胞子が漂い、小さな子供や高齢の方・免疫力が低下している場合には咳やアレルギーを起こす危険性があります。鼻炎や喘息などの持病がある方は特に注意が必要です。
また、ダニの死骸やフンを吸い込むことでもアレルギーが起きます。アレルギーには皮膚炎・気管支炎・結膜炎・鼻炎など様々な種類があります。
感染症の危険も

大げさに聞こえるかもしれませんが、カビは感染症を引き起こすこともあります。特に高温多湿の日本の夏に多く見られる「夏型過敏性肺炎」は「トリコスポロン」というカビが原因で起きます。
他にも「マダニ」が媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群」で死亡することもあります。そのため特に子供が寝る布団は清潔に保ちたいですよね。
子供が寝る布団のメンテナンス方法
子供が寝る布団は寝汗や汚れが気になりますよね。そんな布団のメンテナンス方法をご紹介します。
布団を敷いたままにしない

布団を敷いたままにしておくと、布団と床が密着した状態で高温多湿になりカビやダニが発生しやすくなってしまいます。そのため、布団を敷いたままにせず毎日収納するようにしましょう。
また、布団を敷いたままにしておくと空気中のホコリが布団に落下してしまい、ホコリはカビの栄養分となってしまいます。布団を収納する時は、朝起きてすぐ収納するのではなく、しばらく時間を置いてから収納しましょう。そうすることにより子供の寝汗で布団の中にこもった湿気を逃がすことができますよ。
布団に風を当てて天日干しする

布団は2~3日に1回、少なくとも1週間に1度は外に干すようにしましょう。外に干すことで風を通して湿気を逃がすことができ、天日干しによって子供の寝汗などによる湿気も乾きやすくダニの予防にもなります。片面につき最低40分はお日様に当てましょう。羊毛・ウレタンは10分程でも大丈夫です。
こまめにシーツを取り換える

毎日布団を干すことができない時は、こまめにシーツを取り換えましょう。シーツにはダニやカビのエサとなる汗・髪の毛・ホコリ・皮脂・フケなどが付いています。何日もそのままにしておくとカビやダニが発生しやすくなってしまいます。
洗える布団を使用する

清潔なシーツを使っていても、布団まで汚れることもありますよね。子供の寝汗や嘔吐・おねしょなどで布団が汚れる可能性がある時期は、洗える布団を使うのもおすすめです。
カビ・ダニに強い布団を使用する

ダニを寄せ付けにくい・湿気を逃がしやすい・湿気がこもりにくい加工がされた布団があります。お仕事などで布団を干す時間がない、子供の寝汗が気になるなどという悩みがある方は、防ダニ・吸湿・速乾などの布団を使ってみるのもおすすめです。
カビ・ダニに強いおすすめ商品
カビ・ダニから布団を守るために、高機能の巻綿を使ったおすすめの布団などをご紹介します。
家族みんなで寝る防ダニ・抗菌・防臭のベッドパッド
家族4人が一緒に寝ることができる広々サイズのベッドパッドです。防ダニ加工でダニを寄せ付けにくくなっています。家族が増えた時にはシングルサイズを買い足したり、キングサイズを2枚使うのもいいですね。防ダニ・抗菌・防臭の綿を使っており、清潔に安心して寝ることができますよ。
清潔な寝室に!防ダニ・抗菌・防臭のシート
特に寝汗をかきやすい子供におすすめの防ダニシート。ダニの侵入阻止率は91.4%で高い数字となっており、シートを敷くだけでこれほどのダニを寄せ付けません。また消臭・抗菌効果もあり、洗濯機で丸洗いすることも可能です。洗濯後も防ダニ効果は続くためご安心くださいね。ベッドパッドの下や、布団の下など使い方はさまざまです♪
防ダニ加工が施されている丸洗いできる布団
こちらは防ダニ・抗菌・防臭加工が施されている敷き布団です。特に防ダニについてですが、3回洗った後の6週間後の検査では99.5%ダニの増殖を抑制していたという結果が。ウォッシャブルタイプで家庭での手洗いが可能。定期的に洗うことによってアレルギーを起こしにくくなるという効果も期待されます。高機能な敷き布団で快眠を目指してみませんか。
丸洗いできる防ダニ・抗菌・防臭加工の布団
こちらは一つ前に紹介した敷き布団と同シリーズの掛け布団です。吸水速乾・抗菌防臭・防ダニ・ノンダストという4つのポイントがとても魅力的。メーカーのオリジナルフィットキルトで隙間ができにくく、熱を逃がしにくくしてくれています。手持ちの布団カバーが使えるように6か所のループ付きです。
ふかふかで心地よい防ダニ加工の枕
高密度防ダニ生地を使用したこちらの枕。そのためダニの通過率はなんとゼロという驚きの数字です。洗濯が可能ですが、洗濯を繰り返しても効果は変わらず続きます。また、化学薬品を一切使用していないということから子供も安心して眠ることができますね。ピンクとブルーの可愛らしい色合いからお選びいただけます。
まとめ
子供の寝汗や汚れは布団にカビ・ダニが発生する原因となってしまいます。寝汗の多い子供が寝る布団のメンテナンスは大変ですよね。こまめに布団を干すことはもちろん大切ですが、丸洗いできる布団や防ダニ・抗菌など高機能の布団を使うことでお母さんの負担も減らしましょう。