現代日本では、寝つきの悪さで悩む人が増えてきています。ぐっすり眠れないと翌日の仕事に影響が出るし、体にも心にも良くないですよね。
実は、ベッドルームを工夫でするだけでも、寝つきをよくすることは可能です。そこで今回は、快眠のためのベッドルームの工夫について紹介していきます。
目次
寝付きを良くするベッドルームのポイント
まず、寝つきがよくなる条件についてです。
私達がぐっすり眠るためには、ベッドルームの
- 温度、湿度
- 明るさ
- 色
- 香り
が重要になります。
もちろん、ベッドそのものや枕の質なども寝つきに関係しますが、主に寝室の環境が日々の睡眠に大きな影響を与えているということになります。
ベッドルームの温度・湿度
ベッドルームは寒すぎても暑すぎても良くないです。部屋の温度を寝る1~2時間前から調節しておくことをおすすめします。夏場ならクーラーである程度涼しくする、冬場は暖房で暖めておくと良いでしょう。
また、湿度も気を付けたいポイントです。湿度は50%~60%をキープすると快適に眠ることができます。夏はエアコンで湿気が溜まらないようにする、冬は加湿器や濡れタオルを用意して乾燥し過ぎを防ぐなど、工夫してみるといいです。
寝室は空気の流れがあるとより快適に感じると言われています。空気が溜まっていると感じたら、空気清浄機を使ってみると良いでしょう。
ベッドルームの明るさ
夜明るい光を浴びていると寝つきは悪くなります。夜スマホを見てしまう方は、ブルーライトを浴びるので睡眠に支障が出ると言われていますよね。スマホをいじらなくても、ベッドルームの照明が明るいと、やはり寝つきに影響します。
ベッドルームの照明は30ルクス程度がベストです。リビングの照明は200ルクス前後ですので、かなり弱い明るさということになります。
そして照明の色はオレンジ系がおすすめです。暖色系のぼんやりした明るさでリラックス効果が高まり、より眠りやすい状態を作ることができます。
ベッドルームの色
眠りやすいベッドルームの色には3色あります。私達の脳は色によって様々な影響を受けています。赤を見れば活動的な気分になり、青をみれば落ち着いた気持ちになるといった感じです。
青の効果
気分を落ち着かせる青は寝室の色としておすすめです。高まった感情を落ち付かせ、イライラを抑える効果があります。体温を下げ、呼吸を深くする作用もあるため暑さで寝苦しい夏の夜にも良い色です。
緑の効果
緑色は刺激が少なく、目に優しい色です。癒しの色と言えば、緑を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。特に日頃目を酷使している方にはおすすめの色です。観葉植物を置いてもOK!
茶色の効果
茶色も寝つきを良くしてくれる色です。茶色は緊張を和らげる色で、部屋を暖かく落ち着いた雰囲気にしてくれます。
このように、ベッドルームの色を工夫するだけでも、寝る前の時間をリラックスして過ごすことができます。
ベッドルームのカラースキーム(色彩計画)例
ベッドルームに使う色は3~4色までにすると良いですよ。
寝室では、あくまでゆったりと過ごすのが理想的ですから、カラフルにするのは避けた方が良いでしょう。あまりたくさんの色が目に入ってくると、落ち着かないですよね。ベッドルームに取り入れる色は極力少なくしましょう。
例えば、このようなカラースキームはいかがでしょうか?
【例①】
ベースカラー…白
アソートカラー…ベージュ
アクセントカラー…青
【例②】
ベースカラー…白
アソートカラー…グレー
アクセントカラー…緑、青
【例③】
ベースカラー…白
アソートカラー…茶色、薄緑
アクセントカラー…ゴールド
ベッドルームに香りをプラス
温度と湿度、照明、色の他に香りも睡眠の質改善に役立ちます。
ラベンダーやカモミールの香りは、寝つきを良くする効果があるため、ベッドルームにはおすすめです。ラベンダーは気分をリラックスさせ、カモミールはショックな出来事や悲しみといったストレスを一時的に和らげてくれます。
寝付けない理由には、日頃感じているストレス、不安、トラブルなど、精神的なものもありますよね。香りはそういったネガティブな気持ちを緩和させてくれます。
寝室にリラックス効果のある香りをプラスすることで、より眠りやすい環境を作ることが出来ますよ。お休み前のハーブティーもおすすめ!
枕が体に合っているかもチェックしよう
ベッドルームの環境を整えたら、自分が使っている枕もチェックしてみましょう。
枕の高さも寝心地に関係しているからです。枕が高すぎると、首が痛くなるし低すぎても呼吸が苦しくなります。ぐっすり眠るためには、自分に合う高さの枕を使うことも大切です。
また、高さ以外に寝返りのしやすさも重要なポイントです。私達は布団の中で体温が上がり、暑くなってきたと感じると寝返りすると言われています。寝返りしにくいと、寝ている間に体温を上手く調節できなくなるので、快適な睡眠からは遠ざかってしまいます。
低反発ウレタンやビーズ素材の枕は、柔らかくてフィット感が気持ちいいのですが、沈み込むため寝返りがしにくくなります。反対に、高反発ウレタンやパイプ、そばがらの枕は適度に硬いため、寝返りがしやすい枕と言えます。
一度、今使っている枕が自分の体に合っているか確認してみることをおすすめします。
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まとめ
ベッドルームの温度や湿度、照明を工夫すると、寝つきは良くなっていくでしょう。その上で、好きな色と香りを使って、自分にとって快適な寝室を作るのも楽しそうですよね。
毎日長い時間を過ごすベッドルームをお気に入りの癒し空間にしてみませんか。